九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
対馬の下島より山口です。
対馬は上島と下島に分かれており、上島には全体にツシマヤマネコが
生息していますが、下島には2007年まで23年間生息情報がなく、
下島ではツシマヤマネコは絶滅したのではないかと言われていました。
しかし、最近では下島での生息情報も少しずつ増えてきており、
今年はメスの個体が確認され、繁殖していることも期待されています。
かなり時間があいてしまいましたが…
先月、対馬高校美術部の生徒たちと、ツシマヤマネコのイベント
「やまねこ広場」を下島の子供たちを対象に行いました!
当日は、対馬高校美術部が作成してくれたツシマヤマネコの
手作り紙芝居を、作成者である高校生たちが小学生たちに
読み聞かせてくれました。
子供たちはおしゃべりひとつせず、真剣に紙芝居を聞いていました。
そして、紙芝居のあとはツシマヤマネコや対馬に生息する生き物
についてのクイズ大会を行いました。
クイズに正解したら、高校生たちがかわいいマークをつけてくれ、
みんな大喜びでした。不正解で悔し涙を流した子もいましたが、
最後にはみんな笑顔で帰っていきました~(^^)
みんな真剣に考えてクイズに答えてくれたので、
正解した子も不正解だった子も、
この日勉強したことをきっと覚えていてくれていると思います!
これからも引き続き、生息情報の増えている下島で、
ツシマヤマネコや対馬の自然について、
どんどんアピールしていきたいと思います!
これから秋から冬にかけて、ヤマネコの事故が多くなる季節です。
対馬で運転される際には、上島だけではなく下島でも
「人にもヤマネコにも優しい安全運転」
のご協力をよろしくお願いします!!