九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
奄美野生生物保護センターの伊藤です。
真夏の強い日差しをうけ海の色は一層青く、水着!浮き輪!と夏を楽しむ人を多くみかけます。
さて前回の松田アクティブレンジャーに引き続き、
夏のイベント報告をさせて頂きます。
ネイチャークラフト教室「手羽先を食べて骨格標本を作ろう!」を8月4日に実施しました。
骨付きの肉や魚を食べ終わった後に残る「骨」は見慣れたものですが、骨格やひれの付き方などは、注意して観察をする機会は多くありません。
そこで今回のイベントでは、普段食べている身近な鶏の手羽先を使って、子どもたちに骨格標本作りに挑戦してもらいながら、骨の構造をじっくり観察して体のつくりを楽しく学んでもらいました。講師に、奄美動物病院の伊藤圭子獣医師をお迎えして、骨の構造や役割について話していただきました。
↑翼の標本を使って骨の役割や構造を考えます。
↑手羽先の骨を並べて比較しています。
↑できあがった手羽先の骨格標本
小さな骨も多く、細かい作業となりましたが、子どもたちも真剣に取り組んでいました。
「動物にはたくさんの骨があって、その生き物に合った骨の形をしている事がわかった」「骨についていろいろ調べていくと楽しそう」などの感想があり、骨について興味を持ってもらえたようです。
身近な食べもので、生き物について学ぶことができる手羽先骨格標本作り。
自宅で作る事ができるので、皆さんも是非作ってみてはいかがでしょうか?