九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
徳之島自然保護官事務所アクティブレンジャーの吉野です。
今回は、6月の「環境月間」にあわせて奄美自然ふれあい行事を実施しましたので報告します。講師に工房海彩の夜光貝工芸家、池村茂さんをお迎えし「夜光貝のアクセサリー作りを通じて徳之島の海を知ろう!」と題して夜光貝の貝殻を用いたアクセサリー創作体験イベントを行いました。
はじめに渡邊自然保護官よりスライドを使った、徳之島のいきものについての解説を行い次に池村さんより徳之島の海についての解説がありました。徳之島の海の美しさや多様な生きもの、抱えている課題などをとてもわかりやすく丁寧にお話くださいました。
そしてお待ちかねの夜光貝磨き。
予め池村さんがアクセサリー用に細工しておいた夜光貝を紙やすりを使って磨きます。紙やすりは粗さの違うものが10枚あり順番に使って研磨していきます。
それぞれ思い思いの形の貝を手に取り、とても真剣に磨いていました。
夜光貝はサザエ科の巻き貝で、殻の裏側には真珠層があり、昔から螺鈿細工の材料として用いられてきました。
“夜光る貝”と書きますが、実際は貝自体が発光することはありません。
こちらは池村さん制作の夜光貝ランプ!!とてもキレイです。
磨き終えたら、池村さんに仕上げてもらいます。
金具をつけてアクセサリーの完成です。
それぞれ世界にひとつだけしかない自分だけのオリジナルアクセサリーが出来上がりました。
ご参加いただいたみなさんありがとうございました。キレイな夜光貝がいる徳之島の海を、いつまでも大切にしていきたいものですね!