九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
1件の記事があります。
ページ先頭へ↑
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
「自然公園クリーンデー」は、国立公園などの自然公園の美化思想をより広く普及させることを目的として、毎年、8月の第1日曜日を中心に行われています。
全国の自然公園で利用者の集中する地区を中心に、ゴミ持ち帰りを呼びかけるとともに関係機関の協力を得て、大規模な美化清掃活動を展開しています。
▲開会式の様子
くじゅうでも、大分県や九重町、林野庁をはじめとする行政機関の他に、民間企業、市民団体、婦人会、観光協会など21団体、総勢196名が参加し、飯田高原一帯でゴミ拾いなどを行いました。
(上)婦人会の皆さんは、牧ノ戸峠駐車場で利用者にマナーアップを呼びかけながらゴミ袋を配布。
(下)九重町建設協会の皆さんは、長者原~飯田中学校まで約5kmかけて清掃にご協力いただきました。(写真提供:九重町)
その結果…
年によって差は出るものの、今年も約180kgという膨大な量のゴミが集まりました。
(ちなみに、平成24年度は約110kg、平成23年度はなんと400kgでした。)
ゴミのポイ捨ては、かつてより持ち帰り運動をすすめてきたこともあって、減少傾向です。
くじゅう連山の登山道でも、ゴミが目立つことはそれほどありません。
しかし、1年間でこれほどのゴミが捨てられていることは、とても残念です。
捨てられたゴミを拾うのは結局、地元に住む方々です。
そして、この豊かな自然に誇りを持っているのも地元の方々です。
自然の恩恵を受けに来た人たちが、ポイ捨てのような行為をするのは、地元の方々に迷惑をかけることになり、落胆させてします。
マナーを守り、利用者の皆さんと気持ちのよい公園にしていきたいですね!