2013年8月 7日
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2013年08月07日「ようこそ阿蘇へ!」 【阿蘇地域】
阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇 アクティブレンジャー 田上
夏休み真っ只中、阿蘇ではたくさんのツアーバスや観光に訪れた家族連れ、登山客の姿を目にするようになりました。昨年の今頃は・・・豪雨災害により観光客が訪れる雰囲気では無く、1日も早い復旧に向けて様々な作業が続けられていましたが、1年経過し、まだ復旧・復興の最中ではありますが、活気を取り戻しつつあります。
阿蘇の風景のメインでもある草原はというと、緑がいっそう濃くなり、野草地では2mほどに伸びたカヤが風になびいて、草の波が起こり、眺めていると軽く酔ってしまいそうな感覚になります(阿蘇地域には“波野(なみの)”という地名があるほどです)。
放牧地では、牛や馬が一生懸命に草を食べ栄養を蓄えている、その風景が何ともいえないような牧歌的な雰囲気で癒やしを与えてくれます。

そして、今の時期はユウスゲやカワラナデシコ、アソノコギリソウなどが咲いていて濃い緑の中にも彩りがあります。
草原の中、車を走らせていると牧野の柵の中からユウスゲが一輪、めいっぱいに花びらを広げて、走る車に向けて「ようこそっ!」と声をかけているようで思わず笑顔になってしまいました。

草原には次々と咲き出しそうなつぼみがたくさんあったので、こんな風景がどこかで見られるかもしれないですよ!
阿蘇の風景のメインでもある草原はというと、緑がいっそう濃くなり、野草地では2mほどに伸びたカヤが風になびいて、草の波が起こり、眺めていると軽く酔ってしまいそうな感覚になります(阿蘇地域には“波野(なみの)”という地名があるほどです)。
放牧地では、牛や馬が一生懸命に草を食べ栄養を蓄えている、その風景が何ともいえないような牧歌的な雰囲気で癒やしを与えてくれます。
そして、今の時期はユウスゲやカワラナデシコ、アソノコギリソウなどが咲いていて濃い緑の中にも彩りがあります。
草原の中、車を走らせていると牧野の柵の中からユウスゲが一輪、めいっぱいに花びらを広げて、走る車に向けて「ようこそっ!」と声をかけているようで思わず笑顔になってしまいました。
草原には次々と咲き出しそうなつぼみがたくさんあったので、こんな風景がどこかで見られるかもしれないですよ!
夏休みということもあって、小学生の子どもたちがいっぱい夜のエコミュージアムセンターに集まりました。
まず、7月20日にリニューアルされた「えびのエコミュージアムセンター」の展示の解説や、えびの高原周辺で見られる野生生物の生態の説明を行いました。
(普段はシニアのみなさんの前で話すことが多く、その時は平気な私ですが…子どもたちを前にするとなぜか緊張してしまってたいへんでした。)
そうこうするうちに夜も更けてきたころ、お待ちかねの夜のえびの高原へと飛び出しました。
事前の下見では、ノウサギやシカを見ることができたので、今宵も大丈夫だろうと思っていたのですが…
イベントの日に限って、えびの高原は深い霧に包まれており、いつもはキレイに見える星空さえもまったく見えません(泣)
結局、霧のせいか、お目当ての野生生物もあまり見ることができず………
せめてもの救いは、シカの糞を手に取って嗅いだり、「えびの高原は涼しい!涼しい!」とはしゃいだりして、夜のえびの高原という非日常的な体験を子どもたちなりに(+親御さんも!)楽しんでくれていたのがなによりでした。
イベント終了後に子どもたちが書いたアンケートの感想には、「来年もまた参加したい」という意見が多かったそうなので、天気がいい日にリベンジしたいと誓った夜でした。