九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
ちょうどその両日とも、自然を守るための野外活動の予定が入っていたので、環境省のレンジャーが野外でどのように自然を守る活動をしているのか、実際に一緒に体験してもらいました。
今日の日記では、その時の様子や感想を中学生にレポートしてもらいます!
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一日目の体験では、玖珠農業高校の三年生と一緒に外来種のオオハンゴンソウの駆除をしました。
オオハンゴンソウの話をノートに書き留める様子
(写真提供:長者原ビジターセンター)
私はオオハンゴンソウは草だから、手でどんどんひっこ抜けばいいと思っていました。しかし、行ってみると、オオハンゴンソウは思っていた以上に大量にあり、しかも、スコップや鍬で掘らなければ抜けず、とても大変でした。
私は少ししか駆除できませんでした。
もしオオハンゴンソウに気付かず、放っていたらタデ原はオオハンゴンソウだらけになると思います。外来種の駆除をすることは、とても大切なんだなと思いました。
そして、外来種駆除作業の後に、そのことについての展示物を作りました。
(写真提供:長者原ビジターセンター)
長者原ビジターセンターに来たときはぜひ見てください!
1階へ下りる階段に展示しています。
二日目の体験は、ミヤマキリシマの下草刈りでした。
大分西部森林管理署の職員さん、九重の自然を守る会や飯田高原観光協会のボランティアの方々と一緒に作業しました。
ミヤマキリシマは笹で覆われていました。ミヤマキリシマは、日が当らないと枯れてしまうので、鎌でミヤマキリシマにかぶさっている笹を切りました。ジョキジョキと切れる感覚がとても楽しかったです。
ミヤマキリシマの下草刈りが終わっても、笹に覆われているミヤマキリシマはまだたくさんありました。一日目の外来種駆除をしていても思ったけれど、自然は簡単には元通りにならないし、すぐにはキレイにならないなと思いました。自然を絶対に壊さないようにしたいです。
今回の職場体験で、自然について前よりも詳しくなれてよかったです。
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以上、中学生からのレポートでした!
2日間という短い間でしたが、自然とふれあいながら一生懸命仕事に取り組んでくれました。
いろいろ話をした中で、「地元の飯田高原が好きです。」と笑顔で話す姿が印象的でした。
これからもくじゅうの自然を愛してくれるはず!
ビジターセンターにも気軽に遊びに来てくださいね~。