2011年7月14日
2件の記事があります。
2011年07月14日淀川登山口~花山登山口縦走巡視1日目【屋久島地域】
屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川
皆さんこんにちは。
7月4日から5日にかけて、淀川登山口から鹿之沢小屋を経て花山歩道に下りる縦走巡視を行いました。その時の様子をご紹介します。
2日間とも暴風+霧雨が降る生憎の天気でしたが、晴れの日には見落としがちな登山道の危険箇所を知ることが出来ます。雨の日には滑りやすくなる木道に板を打ち付けるなどの補修を行いました。
焼野三叉路から永田岳、鹿之沢小屋までは下の写真の様に登山道上にササが覆い被さっていたり、人の背丈ほどの土壌浸食が起きたりしている場所が複数見られました。視界が悪い日は慎重に通行してください。
なお景色には恵まれない日でしたが、可憐な花が咲いていました。
左から、コケスミレ、ヒメコナスビ、ヒメウマノアシガタです。
草丈数cmしかないこれらの花は、ゆっくりと歩かないと見つけられません。足下の草花に気を配れるゆとりをもった登山計画を立ててください。
7月4日から5日にかけて、淀川登山口から鹿之沢小屋を経て花山歩道に下りる縦走巡視を行いました。その時の様子をご紹介します。
2日間とも暴風+霧雨が降る生憎の天気でしたが、晴れの日には見落としがちな登山道の危険箇所を知ることが出来ます。雨の日には滑りやすくなる木道に板を打ち付けるなどの補修を行いました。
焼野三叉路から永田岳、鹿之沢小屋までは下の写真の様に登山道上にササが覆い被さっていたり、人の背丈ほどの土壌浸食が起きたりしている場所が複数見られました。視界が悪い日は慎重に通行してください。
なお景色には恵まれない日でしたが、可憐な花が咲いていました。
左から、コケスミレ、ヒメコナスビ、ヒメウマノアシガタです。
草丈数cmしかないこれらの花は、ゆっくりと歩かないと見つけられません。足下の草花に気を配れるゆとりをもった登山計画を立ててください。
梅雨も明け、夏本番という感じになってきました。
さて、7月7日(木)・8日(金)の2日間、くじゅうを離れて、瀬戸内海国立公園の国東(くにさき)半島の方へ巡視に行ってきました。
国東半島へは、4月に行って以来、約3カ月ぶりです。
ただ、今回は船に乗り、国東半島の北に浮かぶ離島、「姫島」にも行ってきました!
姫島は国東半島の伊美港の北6kmにあり、車エビやカレイなどの新鮮な魚介類が名産であり、伝統文化では姫島盆踊り(キツネ踊りなど)が有名です。
そして、旅するチョウ「アサギマダラ」の休息地として重要な場所であり、初夏と秋には多くの個体が飛来します。
そのアサギマダラの休息地を確保するため、島の方たちがスナビキソウとフジバカマの植栽地を設けて休息地保全をしていました。姫島には年2回飛来するのですが、初夏はスナビキソウ、秋はフジバカマの花期に当たり、それぞれの花の蜜を求めて辺り一帯を乱舞します。
[写真左上から時計回りに、アサギマダラ・フジバカマ植栽地・スナビキソウ植栽地・スナビキソウの花]
姫島の魅力といえば、美味しい魚介やチョウなどがありますが、独特の海岸地形もその一つです。
なかでも国立公園内にある「観音崎」という場所が個人的に気に入りました。
断崖絶壁の観音崎の先端には、姫島七不思議のひとつである「千人堂」という小さなお堂があります。その広さなんと2坪!
なんでも、鬼に追われた善人を千人かくまうことができるそうです。
伝説ってすごいです。ほんとか嘘か、夢がありますね。
もっとお伝えしたいことは色々あるのですが、ここに書ききれないので、ぜひ一度、姫島を訪れてみてください。夏に必須なビーチもありますよ。
国東半島の宗教文化を象徴する仁王様も姫島に居ました!
やはり文化的なつながりはあるようです。