九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
さて、今回ご紹介する生き物は、純白の花が美しいツルランです。
【和名】ツルラン
【撮影日】2010年7月19日
【花期】7月いっぱい、次々に花が咲くため、花期は長いです。
【備考】絶滅危惧VU(環境省2007)、絶滅危惧VU(鹿児島県2003)
和名は、ツルが群れで飛ぶ姿からきています。薄暗い林の中で、真っ白な花を咲かせるツルランは、とても目立ちます。
上の写真は、先端をシカに食べられたツルランの葉です。ツルランは、シカに食べられたり盗掘されたりするためでしょうか、屋久島でも見かけることが少なくなってきました。この綺麗で貴重な種が、いつまでも生育できる環境を守って行きたいと思います。