対馬野生生物保護センター

[ ホーム ] → [ とらやまの森バックナンバー ] → [ とらやまの森第30号2ページ ]


とらやまの森
環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第30号

 

現在のページ 01 | 02 | 03 | 04


「対馬もヤマネコも-沖縄・奄美・対馬のすばらしい自然とその危機」
11月23日(水) 市民シンポジウム第2弾開催!


 最近、外国産のヘビやサソリが野外で発見されたというニュースをよく耳にします。そういった、本来生息していない地域に持ち込まれた動物や植物を「外来生物」といいます。外来生物の中には、人命や農作物、生態系などに重大な影響を与えるものも含まれています。ひとたび外来生物による影響を受けると、対策には多くの時間と労力・費用がかかります。
 対馬での影響を防ぐためにも、今年のシンポジウムでは、この「外来生物」に着目します。実際に問題が起きている沖縄(西表島、やんばる)、奄美そして対馬で、その解決に取り組む方々から、外来生物がもたらす影響や具体的かつ効果的な取り組みについてお話を伺います。人もツシマヤマネコも他の動物もみんな幸せに暮らす地域づくりについて、一緒に考えてみませんか? 
 お誘い合わせの上、是非ご参加ください。

シンポジウムのご案内

開催日:2005年11月23日(水)
開 場:13:30
開 演:14:00 ~ 16:00
会 場:美津島文化会館3階会議室
参加費:無料
問合せ・申込み:0920-84-5577



やまねこニュース

里帰り!

 昨年に引き続き、福岡市動物園で生まれた2頭のヤマネコが9月30日(金)にセンターに里帰りしました。2頭は、2004年4月19日に同じ親から生まれた兄弟のヤマネコ(No.28、No.29)です。今回の個体も昨年と同様、将来野生復帰させる可能性があるため非公開です。

里帰りしたNo.29(オス)


交通事故!

 8月6日(土)の早朝に、上県町佐護の国道脇で死亡しているヤマネコが発見されました。骨盤が折れていたことから、交通事故で死亡したと思われます。死亡したヤマネコは、体重約1kgのメスで、今春生まれの幼獣でした。1992年以降、ヤマネコの交通事故は34件目、そのうち死亡事故としては30件目となります。



ツシマヤマネコ 交通事故防止キャンペーン

 今年も、9月22日から29日にかけて、地元警察署や交通安全協会等と協同で、交通事故防止キャンペーンが島内4ヵ所で行われました。
 キャンペーンにはツシマヤマネコの「ろくべえ」と「つばき」も登場。ドライバーにチラシやステッカーなどを配布しながら、人にもヤマネコにもやさしい安全運転を呼びかけました。
 秋から初冬にかけては、その年の春に生まれたツシマヤマネコが親離れをし、自分の棲み家を求めて分散していく季節です。そのため、若い個体の交通事故が増加する季節でもあります。
 ドライバーの皆さんは事故を起こさないよう、安全運転をお願いします。
(写真:ドライバーに交通安全を呼びかけるつばき)



とらやまの森第30号

 

現在のページ 01 | 02 | 03 | 04


[ ホーム ] → [ とらやまの森バックナンバー ] → [ とらやまの森第30号2ページ ]