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とらやまの森
環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第30号

 

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ヤマネコ減少傾向深刻 下島では生息確認出来ず
−最新の生息調査結果発表−


 ツシマヤマネコの8年ぶりの生息状況調査(2002〜2004年度)の結果がまとまりました。調査結果のポイントは以下の通りです。(3ページに関連記事)

〜 調査結果のポイント 〜

  • 最新(2000年代前半)の推定生息数は約80〜110頭
  • 1980年代以降、生息数が減少傾向
  • 上島ではほぼ全域に分布。ただし生息密度に差があり、上県町・上対馬町で比較的高く、南にいくほど 密度が低い
  • 下島では今回は確実な生息情報が得られず、絶滅の可能性あり

 交通事故で死亡するヤマネコも後を絶ちません。


 今回の調査により、ヤマネコが依然として危機的な状況にあることが明らかになり、より一層保護に力を入れなければいけないことがわかりました。ヤマネコは対馬の生態系の頂点に位置し、かつ人と比較的近いところで生活をしてきた動物です。そのヤマネコが減少しているということは、対馬の自然の質や量が低下しているということを意味します。皆さんの周りでも、ヤマネコだけでなく、昔はたくさんいたのに今ではほとんど見かけなくなった生き物も多くいるはずです。ヤマネコをはじめとする対馬の生き物が、これから先も対馬の人々と一緒に暮らしていけるようにするには、専門家や行政だけでなく、今対馬に住んでいるひとりひとりができることから始めることが大切です。あなたにもできることがきっとあります。

個体数と生息地域の減少・・・


 過去2回の生息調査に関して、推定生息数は1980年代が100〜140頭、1990年代は90〜130頭と見直され、今回は80〜110頭と推定され、1990年代から更に9〜10%の減少となりました。また1990年代の調査ではヤマネコの生息が確認されていた下島では、ヤマネコの可能性のあるフンが見つかったものの、古くて識別することができず、残念ながら確実なツシマヤマネコの生息情報を得ることができませんでした。


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