対馬野生生物保護センター

[ ホーム ] → [ とらやまの森バックナンバー ] → [ とらやまの森第4号6ページ ]


とらやまの森
環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第4号

 

現在のページ 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11


対馬野生生物保護センターの本棚からオススメの1冊


 対馬野生生物保護センターの本棚には、なにやら難しそうな本や図鑑だけではなくて、小さなお子さま向けの絵本などもおいています。今回は、大人も子供も楽しめる絵本図鑑をご紹介しましょう。

「どうぶつのあしがたずかん」

加藤由子・・・・・・文 ヒサクニヒコ・・・・・・絵 中川志郎・・・・・・監修 岩崎書店定価1,400円

 皆さんはキリンの足の大きさを知っていますか?
 マレーバクの足跡ってどんなのでしよう?
 ---その答えはこの本の中にあります。動物園で飼育されている14種類の動物たちの足形が、実物大でのせてあるのです。
 巻頭のインドゾウの足形を見てビックリ!この足で踏まれても壊れない筆箱って本当にあるのかしら?と思ってしまいます(若い人にはわかんないだろうなあ)。私たちの手ととてもよく似ているチンパンジーや二ホンザルの手形を見ると、私たちヒトもサルの仲間なんだなあと実感します。
 足形からだけでも色々なことがわかるのだそうです。トナカイは足が細い割には蹄が大きく、これは雪に埋もれないようにするためだそうです。ライオンの足形には爪がないのですが、これは足の爪を出し入れすることができて、いつもはしまいこんであるからだそうです。そういえばツシマヤマネコの足跡にも爪はありません(展示室に模型がありますのでご覧下さい)。イエネコもそうですね。ライオンもツシマヤマネコもイエネコも、みんな同じネコの仲間なのですね。
 足の写真ものっていますから、写真と足形を見比べるだけでも面白いかもしれません。でもただ足形がのせてあるというだけではなくて、その動物の性質や体の特徴などもイラスト入りでわかりやすく解説されています。
 こんな足形で動物の大きさやその暮らし方を想像してから、実際に動物園で見てみるのもいいかも知れません。
 それにしてもこの足形をとるのはきっとすごく大変だったんでしょうね。

 同じシリーズの絵本図盤「野や山にすむ動物たち・・・日本の哺乳類」もおいてありますので、こちらもご覧下さい。 <E>


とらやまの森第4号

 

現在のページ 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11


[ ホーム ] → [ とらやまの森バックナンバー ] → [ とらやまの森第4号6ページ ]