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ツシマヤマネコ交通事故非常事態宣言のお知らせ

 ツシマヤマネコの交通事故が多発していることから、環境省、長崎県、対馬市は、「ツシマヤマネコ交通事故非常事態宣言」を発令いたしますので、お知らせいたします。

1.発令の背景

 ツシマヤマネコ(ヤマネコ)の交通事故は、平成18年度に過去最多の死亡数(8件)を記録して以降、年間3〜5件の事故が発生していました。しかし、平成24年11月30日から12月7日の1週間で5件の事故が相次ぎ、平成24年度はこれまでに11件の交通事故が発生し、すでに過去最多の件数を更新してしまいました。
 さらに、冬期には、親離れした仔ネコや繁殖期のオスの行動範囲が広くなることから、さらなる交通事故の発生が懸念されます。
 これは対馬におけるヤマネコの推定生息数がわずか80〜110頭となっているなかで、憂慮すべき状況です。
 このような状況をふまえ、今後の交通事故防止のため島民および島外からの観光客の皆さま等にツシマヤマネコの交通事故の現状を知ってもらうとともに、安全運転を心がけていただくことを目的として、環境省・長崎県・対馬市はツシマヤマネコ交通事故非常事態宣言を発令します。

2.今後の交通事故対策について

 上記のような状況をふまえ、環境省、長崎県、対馬市では協力して、これまでの交通事故対策により一層力を入れ、今後(特に秋から冬にかけて)の交通事故防止対策を強化します。
 短期的な実施強化対策としては、島民およびドライバーの意識向上のための普及啓発を実施します。
 また、中長期的な対策として、道路上をヤマネコが横断しないような構造物を設けるなどツシマヤマネコに配慮した道路整備を推進すべく、関係機関と協議を進めます。詳細については、別添資料をご参照ください。

3.ドライバーへの注意喚起の実施

 環境省、長崎県、対馬市は色々な媒体を通じて以下のようなヤマネコの保護に配慮した運転を要請する呼びかけをドライバーの方々に行い交通事故の防止を図ることとしています。

 ツシマヤマネコ交通事故非常事態宣言発令中です。
 秋から冬はヤマネコの親離れの時期と繁殖期にあたり、交通事故が多発する傾向にあります。また、これから年末年始にかけては帰省等による交通量増加により事故発生の危険性が高まります。特に夕方から明け方にかけての運転はヤマネコの飛び出しに十分注意して安全運転を行ってくださいますようお願いいたします。
 万が一ヤマネコを轢いてしまっても、故意でない限り罪に問われることはありません。事故発生時の状況は今後の事故対策を進める上で大変重要な情報となりますので、ヤマネコを轢いてしまった、または道路上で死んでいるヤマネコを見かけた場合は対馬野生生物保護センター(0920-84-5577)までご連絡ください。

図1.年度別交通事故発生件数

図1.年度別交通事故発生件数

図2.月別交通事故発生件数

図2.月別交通事故発生件数

別添資料 [PDF 283KB]

チラシ表面 [JPG 263KB]

チラシ裏面 [JPG 295KB]