対馬野生生物保護センター

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2006年4月1日:ツシマヤマネコの死体発見について(お知らせ)

2006年4月ヤマネコニュース

 1日(土)13:30頃、対馬市上県町佐護(さご)湊(みなと)においてツシマヤマネコの成獣が衰弱しているのが発見され、保護されましたが、すぐに死亡しました。死因は現時点で不明ですが、衰弱死の可能性が高いです。今年度死体の発見は1頭目です(今年3頭目)。

<詳細>
1.発見日時 平成18年4月1日 13:30頃

2.発見場所 対馬市上県町佐護湊の田んぼのあぜ道

3.発見の経緯 地域住民が田んぼのあぜ道にうずくまっているヤマネコを発見して保護したがすぐに死亡した。地域住民から上県支所を通じて、センター職員に連絡が入り、死体を回収した。

4.個体の情報
(1)性別 オス
(2)年齢 成獣(老齢と思われる)
(3)体重 2,110g
(4)死体の状態 重度に削痩しており、貧血が見られた。外傷はなかった。老齢。
(5)死因 不明(衰弱死と思われる)
(6)FIV、FeLV検査 共に陰性
(FIV・・・ネコ免疫不全ウイルス  FeLV・・・ネコ白血病ウイルス)
(7)その他 生殖器を摘出し神戸大学へ、死体は病理解剖等のため鹿児島大学に送付した。