対馬野生生物保護センター

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2005年12月29日:ツシマヤマネコの死体発見について

ツシマヤマネコの死体発見について(お知らせ)

投稿者:大林 投稿日:2005/12/29(Thu) 18:25 No.98

 12月29日(木)2時00分頃、対馬市上対馬町舟志(しゅうし) 香ノ木山トンネル内において、ツシマヤマネコの亜成獣の死体が発見されました。個体の状況から考えて、28日深夜〜29日2時にかけて交通事故にあったものと考えられます。トンネル内で交通事故が起こったのは、平成4年から記録をとっている中で初めてとなります。ツシマヤマネコの交通事故死体の発見は今年度4頭目です。

<詳細>
1.発見日時 平成17年12月29日(木)午前2時00分頃
2.発見場所 対馬市上対馬町舟志 林道深山舟志線上 香ノ木山トンネル内
3.発見の経緯 午前2時00分頃道路上で死んでいるツシマヤマネコを夜間パトロール中の警官が発見し、センター職員に連絡があった。その後センター職員が死体をセンターに収容した。
4.個体の情報
(1)性別 メス
(2)年齢 亜成獣(今年生まれの個体と思われる)
(3)体重 1400g(参考値)
(4)全長 60.9cm(頭胴長39.8cm)
(5)死体の状態 死体発見当時死体が死後硬直を起こしていたことから、28日深夜〜29日2時迄に死亡したものと推察される。骨盤・大腿骨など複数箇所の骨折が見られた。栄養状態は痩せ気味。
(6)死因 道路上に死体があったこと、また複数箇所の骨折していたことから、交通事故により死亡したものと推察される。

センターでは平成4年から交通事故記録をとっていますが、通算36件目(うち死亡は32頭)の交通事故です。今年度は4件目となります。この時期は仔ネコが親離れし、分散する時期で、交通事故が起こりやすくなっています(亜成獣では11、12月で20件中15件(75%)を占めます)。島民の皆様におかれましては年末年始夜間の外出が多くなると思われますが、人もヤマネコも安心して行動できるよう、安全運転を心がけ、夜は道路で光る目にご注意下さい。