対馬野生生物保護センター

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2004年12月12日:ツシマヤマネコの捕獲と治療中のヤマネコの死亡について(お知らせ)

2004年12月ヤマネコニュース

投稿者:大林 投稿日:2004/12/13(Mon) 19:48 No.65

12日(日)午前9時頃、対馬野生生物保護センター内に野生のヤマネコが侵入して出られなくなっているのを発見、捕獲しました。ウイルス感染の有無を調べるための血液検査の結果、問題がなければ野外復帰させる予定です。
また、とらばさみにかかり怪我をしたため11月28日にセンターで保護し、治療中のヤマネコが、12日午後2時頃、突然死亡しました。現在のところ死因は不明で、鹿児島大学にて死因解明等のため解剖する予定です。

−詳細−

<ヤマネコの捕獲>
1.捕獲された経緯
 12日午前9時頃、対馬野生生物保護センターの職員がセンター内の一般公開棟のヤマネコの世話を行おうとして建物の通路に入ったところ、通路内にいるヤマネコを発見し、捕獲した。ヤマネコは11日夜から12日未明にかけて、一般公開棟とセンター本館の間の上部隙間から通路に入ったが、出られなくなったと思われる。
このヤマネコが、センターに保護されたのは初めて。
今冬保護されたヤマネコは通算5頭目です。

2.個体の情報
(1)性別 オス
(2)年齢 成獣(年齢不詳)
(3)体重 4,890g
(4)全長(頭胴長) 79.8(57.3)cm
(5)個体の状況 肥満。特に目立った外傷無し。
(6)FIV、FeLV検査 共に陰性
(FIV・・・ネコ免疫不全ウイルス  FeLV・・・ネコ白血病ウイルス)

3.今後の予定
 12日午後、血液採取し、FIV、FeLVの検査を行ったが、その他の感染症の検査を検査機関にて行う。結果(約1週間後)を見て問題がなければ野外復帰させる。

<ヤマネコの死亡>
とらばさみにかかり怪我をしたため11月28日にセンターで保護し、治療中であったヤマネコが、12日午後1時50分頃突然呼吸が停止し、救急治療のかいなく午後2時死亡した。死因は現在のところわかっていない。死体は死因の解明及び病理解剖等のため鹿児島大学に送付した。また生殖器を摘出し神戸大学へ送付した。死亡時の体重は2120g(保護時より+310g)。