対馬野生生物保護センター

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2004年11月6日:ツシマヤマネコの死体発見について(お知らせ)

2004年11月ヤマネコニュース

投稿者:大林 投稿日:2004/11/08(Mon) 20:15 No.58

 6日18時25分頃、対馬市峰町佐賀(さか)において、ツシマヤマネコの死体が発見されました。個体の状況や地域住民の証言から考えて、6日夕方、交通事故にあったものと考えられます。

<詳細>
1.発見日時 平成16年11月6日(土)18時25分頃
2.発見場所 対馬市峰町佐賀の県道上
3.発見の経緯 道路脇で死んでいるツシマヤマネコを地域住民が発見し、回収した。その後、家畜保健所、対馬動物医療センターを経由して、センターに連絡が入りセンター職員が死体を収容した。
4.個体の情報
(1)性別 メス
(2)年齢 亜成獣(当年生まれ)
(3)体重 1,440g
(4)全長 65.5cm(頭胴長44.5cm)
(5)死体の状態 6日夕方交通事故にあったものと推察される。19時に回収した時点では死体は温かかった。目立った外傷はなかった。栄養状態は著変なし。
(6)死因 腹腔内に大量の出血がみられたことから、交通事故により死亡したものと推察される。
(7)その他 生殖器を摘出し神戸大学へ、死体は病理解剖等のため鹿児島大学に送付した。

※ツシマヤマネコの交通事故死体は、1992年以降27頭目、2004年に入って2頭目です。特に秋は子ネコが親離れし分散する時期で、交通事故が起き易くなっています。ヤマネコが安心して行動できるよう、安全運転を心がけ、夜は道路で光る目にご注意ください。