対馬野生生物保護センター

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2004年11月:センターの活動日誌・ふしぎ

2004年11月の活動

ゆらゆら

投稿者:檜山 投稿日:2004/11/25(木曜) 20:24

 このところ朝、海を見みると海面から蒸気がゆらゆら。陽が射しはじめる早朝のゆらゆらはなんとも幻想的です。このゆらゆら、対馬では「かんぼけ」というそうです。なかなか不思議な名前です。前半の「かん」は「寒」だろうと勝手に確信しているのですが、問題は後半部分。なんだ、「ぼけ」って?「呆け」「木瓜」「菩化」←(個人的にはこれが好き)・・・「ゆげ」が訛ったものかも・・・。名前の由来をご存知の方がいらっしゃれば是非。ご一報を。
 ちなみにこのかんぼけ、北海道では「けあらし」というそうです。こちらはなかなか勇ましい。でもって正式には「蒸気霧」。まんま風情もへったくれありません。方言は偉大です。

実らなかった秋

投稿者:村山 投稿日:2004/11/24(水曜) 17:24

この秋、日本各地でクマが里に降りてきているというニュースが全国的に流れました。その原因はこの9月に日本を通過したいくつもの台風のせいで、どんぐりが成熟しないまま落ちてしまい、たくさんの食べ物が必要な秋にクマの食物が不足したからではないかと言われています。

対馬にも、いつもの年よりも多くの台風がやってきました。場所によってはドングリが実らないままに落ちてきた場所もあるようです。

この写真は19日に佐護小学校の子どもたちと一緒に山の中を見に行った時に撮りました。これは成熟しないまま落ちてしまった、または昨年実ってもう空になってしまったどんぐりです。この山の下の田んぼや畑には去年よりも多く、そして早くイノシシがやってきて米やサツマイモを食べてしまいました。

野生動物たちが私たちの前に現れるのは、自然で何が起こっているのかを知らせるためなのかも知れません。

11月に入り、ツシマヤマネコの死体発見や生体保護が続いています。これもツシマヤマネコが私たちに何かを知らせているような気がしています。

たまごの神様

投稿者:檜山 投稿日:2004/11/05(金曜) 19:12

  今朝、いつものように玉子を割ったら黄身が2つ出てきた。「おおっ」っと、思わず声がでる。そしていつものようにもう1つ玉子を割ってみると、またしても黄身が2つ。「おおおおっ」っと、一人でどよめいた。2個しか割ってないのに、黄身が4つ。かなりゴキゲン。毎日毎日食べてると、たまにはいいことあるもんだ。さらにもう1個割ろうかと迷ったけど、それはやっぱり止めておいた。