対馬野生生物保護センター

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2004年9月:センターの活動日誌・動植物

2004年9月の活動

秋の渡り

投稿者:木村 投稿日:2004/09/24(金曜) 20:16

今朝、家を出てセンターに行くまでの道で(ちょっと寄り道しましたが)、電柱や朽木にとまっているチゴハヤブサを3回・チョウゲンボウを2回見ました。アカハラダカの渡りで有名な対馬ですが、他の猛禽類もこの時期よく見られるようです。この写真のチゴハヤブサは今年生まれの幼鳥。大きなタカ柱を成すアカハラダカに混じって、チゴハヤブサはほぼ単独で渡っていきます。このコはたったひとりで無事越冬地まで辿り着き、来年の春また対馬を通って繁殖地へ向かうことができるのでしょうか。
 この時期見られる鳥の多さから、彼らにとって対馬がいかに重要かが伺い知れます。

秋のけはい・・・

投稿者:阿比留 投稿日:2004/09/12(日曜) 22:48

 朝夕めっきり涼しくなってきました。こうゆう時期にゆだんすると風邪をひいてしまうかも。気をつけなくてはいけませんね。

台風が過ぎてから今月最初の巡視に回りました。棹崎公園での台風の被害は、少し大きめの樹木が、一本倒れていたようです。先月回った時の風景と少し変わっていました。棹崎公園では風が吹くたびに何本か木が倒されていき、寂しいかぎりです。

そんな中にも公園では、ヤブラン、ツルボ、ダンギクなど、ところどころに秋の花々が咲き、田んぼの脇には、真っ赤な彼岸花も咲き始めています。

棹崎に来館されたときには、是非公園を散策してみませんか自然の秋の花々に出会えると思いますよ。

3者のバランス

投稿者:大林 投稿日:2004/09/10(金曜) 18:38

火曜日朝通勤するときにチョウセンイタチを目撃しました(全身茶毛で大きさはネコより小さい位で、今の時期はとても識別しやすいです)。対馬に来て初めてなのでちょっと感動してしまったのですが、ふっと考えてもしまいました。
もともとチョウセンイタチは日本では対馬にしかいない動物で(九州などに移入しているらしいです)、ツシマヤマネコ、ツシマテンと並んで対馬の食物連鎖の頂点にいます。今までこの3者は食べ物を微妙にずらすなどして対馬の中で一緒に暮らしてきていました。ただ、最近ではツシマヤマネコと同じく、チョウセンイタチも数を大きく減らしているみたいです(正確な数はわからないのですが)。また一方ではこちらも正確な数は把握されていないのですが、ツシマテンは数を増やしているのではといわれています。
ツシマテンは植物の実・花などを好む雑食性、ツシマヤマネコは基本的には完全肉食、チョウセンイタチはその中間と呼ばれています。ヤマネコやイタチが数を減らしていると聞くと肉食系に不利なように生息環境が変わっている、つまり生態系のピラミッドの高次のものが少なくなってきている、もう少し大胆に言うと、対馬の自然の質と量が昔と比べて相当落ちてきているののまた1つの証拠ではないのかな、と。

写真はツシマテンの糞です。つぶつぶが植物の種です。こんなのを見かけたらツシマテンの糞だと思ってください。結構対馬中至る所にあります。

秋です。

投稿者:木村 投稿日:2004/09/07(火曜) 19:53

佐護の水田が黄金色に耀く季節となりました。秋です。
秋といえば、北の大地で子育てを終えた鳥たちが南国へと渡っていく季節です。渡りの中継地として有名なここ対馬では、エゾビタキやツメナガセキレイなどの渡り鳥が姿を見せ始めました。
そして今日は台風!急な嵐に巻き込まれて、対馬に避難してきた鳥達を明朝は見ることができそうです。しかし、こんな時に限って私は今晩から島外へ・・・
みなさんの鳥情報を楽しみにしています!

憧れ

投稿者:檜山 投稿日:2004/09/04(土曜) 15:30

 初めて間近で見るオオクワガタ。
驚愕の重量感と重厚感、その姿まるでランボルギーニ・カウンタック。
これでエンジン音なんかでた日にゃあ、もう完璧。でもそいつぁ、ちょっと無理。
男の憧れ、カウンタック。虫キチの憧れ、オオクワガタ。