対馬野生生物保護センター

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2003年11月15日(土) :上対馬町一重(ひとえ)でのツシマヤマネコの死体発見について

ツシマヤマネコの死体発見について(お知らせ)

2003/10/17(Mon) ツシマヤマネコニュースNo.39より 投稿者:センター山本

15日夜9時40分頃、上対馬町一重において、ツシマヤマネコの死体が発見されました。個体の状況から考えて、15日夕方から夜にかけて、交通事故にあったものと考えられます。

<詳細>
1.発見日時  平成15年11月15日(土) 21時40分頃
2.発見場所  上対馬町一重と芦見の間(一重寄り)の県道の路上
3.発見の経緯  路上で死んでいるツシマヤマネコを発見した上対馬町民が、ツシマヤマネコを守る会の山村会長等を経由してセンター職員に連絡、一重に赴いたセンター職員が収容した。
4.個体の情報
(1)性別 メス
(2)年齢 亜成獣(生後約半年と推定)
(3)体重 1140g
(4)全長 55.0cm(頭胴長36.0cm)
(5)死体の状態 15日夕方から夜にかけて交通事故にあったものと推察される。頭部に骨折が見られた。
(6)死因 頭部骨折と推察される。
(7)その他 生殖器を摘出し神戸大学へ、死体は病理解剖等のため鹿児島大学に送付した。

※ ツシマヤマネコの交通事故死体は、1992年以降25頭目、2003年に入って3頭目です。秋は、今年生まれたツシマヤマネコがひとり立ちをするために広く行動するようになる季節で、交通事故が多い傾向にあります。せっかく生まれ育ったヤマネコが安心して行動できるよう、安全運転を心がけ、夜は道路わきで光る目にご注意ください。