対馬野生生物保護センター

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2003年6月8日:ヤマネコはどこにいる?電波発信機体験教室

2003年6月の活動

 お天気にも恵まれた6月8日の日曜日、『目指せ!ツシマヤマネコ博士イベントシリーズその2「ヤマネコはどこにいる?〜電波発信機体験教室〜」』が開催されました。
 前回はぬいぐるみに発信機をつけて、棹崎公園内で電波発信機の調査体験をしていただきましたが、今回は実際にツシマヤマネコの棲む森に出かけて、野生のヤマネコの追跡調査を体験しました。 
 いったいどんな発見があったのでしょうか?

※ツシマヤマネコの追跡調査に使われる電波発信機は、ツシマヤマネコの生活や、どんな環境で暮らしているのか調べるために使われる首輪型の小さな発信機です。

参加者の前で電波発信機について説明する職員

まずはセンターで、電波発信機調査の目的や、機材の取り扱いについての説明を聞いていただきます。

「これがアンテナ、これがコンパスです。ヤマネコが動いていると、受信音の間隔が短くなります」
「ふーん」

前回の電波発信機調査体験イベントの様子はこちらから
→「2002年11月17日電波発信機調査体験教室

電波発信機の使い方を勉強中の参加者

実際の追跡調査を行う前に、センター周辺で受信機の使い方を学びます。

「なかなか難しいね〜」

電波状態を調べている参加者

電波を受信する人と、電波の方向などを記録する人に分かれて、ヤマネコのいる方向や距離などを予測します。
数ヶ所で電波の方向を調べ、方向を示す線が交わるところにヤマネコがいることになります。

「こちらの方角は、少し反応が早いみたい」

アンテナをかざす姉と弟

ヤマネコが活発に移動している時は受信音の間隔が短くなり、ヤマネコが休んでいる時は間隔が長くなります。

「ピッピッピ」
「私にも貸してよー!」
「ケンカすんなよ・・・」

職員からコツを教わっている子ども

どうやら要領がつかめてきたようです。子どもたちは、早く本物のヤマネコが見たくてウズウズしています。

「もう大丈夫!ヤマネコのいるところに連れてって!」

実際にヤマネコのいる山でアンテナをかざす参加者と職員

いよいよヤマネコのいる森で調査開始!

実は、この森に移動する途中で、ツシマヤマネコが車の前を横切るというアクシデント(?)がありました。

参加者の方は大喜びでしたが、ヤマネコは人家や畑・田んぼなどのそばに姿を現すことも多く、その度にセンター職員は、ヤマネコが交通事故に遭うのではないかとハラハラします。
ヤマネコの生息地を通るときは、安全運転を心がけてください。

電波の方向を地図に書き込んでいる職員と参加者

なかなか電波が拾えず、苦労しています。

実際の調査でも、道路がない場所や、山や谷が深い場所では、ヤマネコを追跡できずに苦労することがあります。

「えーと?こちらでいいのかな?」

林道を歩く参加者と職員

みんなで電波の方向を確認しているところです。電波が山の斜面などに反射して、受信機が違う方向を示すこともあります。

「いやー、難しいね〜」

今日の調査について話し合う参加者

電波発信機体験教室の最後に、参加者のみなさんに感想を聞きました。

「意外と道路の近くで活動しているんですね。びっくりしました」

「僕もヤマネコ、見たかったなあ」

「面白かった?」「まあまあかな」

ヤマネコのフンを見つけてつついている参加者

おまけ。

ヤマネコのフンを発見してツンツンしているところです。

「うーむ、これはカヤネズミかな」
「鳥も食べたみたい」