対馬野生生物保護センター

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2003年5月:センターの活動日誌・ツシマヤマネコ

2003年5月の活動

フンの消失調査

赤テープでマーキングされたヤマネコのフン

 投稿者:三谷 投稿日:2003/05/30(金曜)17:19No.198

 これまでも、落とされたヤマネコフンがなくなるまでの期間を調べていたのですが(過去の日記で紹介)、今月から、より詳細に規模を拡大して行うことになりました。この調査結果は、フンの数からヤマネコの密度や個体数を推定するための基礎資料となります。

 上県町内の路上でみつけたフンに、ビニールテープや赤布でマークがしてあります。見つけた方は驚かないでくださいね。また、この後どういう風にフンが変化していくのか、2週間に1回観察していきますので、触らないようにご協力をどうぞよろしくお願い致します。

自動撮影カメラ

 投稿者:荻野 投稿日:2003/05/29(木曜)18:22No.197

 先週の土曜日に、テレメトリー調査でずっと追っている2頭のツシマヤマネコに自動撮影カメラを仕掛けにいきました。

 一人では入りたくないな、と思ってしまうような薄暗い竹薮の中を分け入り、カメラを2ヶ所に計3台しかけました。私は今回カメラを仕掛けるのも初めてで、また1つ違うことを覚えられて嬉しく思います。

 この2頭は最近定住しがちになっており「写真に写るのでは」との三谷さんの言葉に私も少し期待してしまいます。回収は今週の土曜日に行く予定です。さて、期待通りに写っているのやら・・・

痕跡調査に行って考えました。

 投稿者:三谷 投稿日:2003/05/23(金曜)19:34No.193

 今週は痕跡調査に行っていました。主に、ヤマネコやイエネコのフンを集め、何を食べているのか調べるためです。イエネコの中には、ヤマネコと同じような場所に住み、ネズミ類や昆虫など、同じようなものを食べているものがいることが分かってきています。そういったノラネコ達は、ヤマネコにとって食物の競合者となる可能性も否めません。
 でも、ノラネコ達は好きこのんで、そういう生活をしているわけではないのでは?不幸なノラネコを増やさないために、どなたにもできることがあると思います。ノラネコが子供を産めば、かわいそうなノラネコが増えてしまいます。
 ★生ゴミをネコが食べられないように、キチンと処理する。
 ★責任持って飼えないネコには餌を与えない。
ということが、地道ですが、効果があるのではないでしょうか。ご協力よろしくお願い致します。

先週休んでごめんなさい。

 投稿者:阿比留 投稿日:2003/05/18(日曜)10:35No.189

 先週は、日誌休んでごめんなさい。
今回は復帰させたヤマネコの死体が見つかった事は本当に残念です。保護されてから復帰までの、スタッフのご苦労も、ヤマネコが自然の中で無事に生きてくれるのが一番の喜びだと思いますが、このような結果になり本当に悔しい思いをされているとおもいます。私も本当に悔しい・・・・

他の、保護されて復帰したヤマネコ達には元気で頑張って生きてほしいものです。

ヤマネコ死体発見

 投稿者:三谷 投稿日:2003/05/16(金曜)20:34No.188

 他の方も書いていますが、野生復帰させたヤマネコが死体で発見されたことは、大変残念でした。でも、この経験から学んで、今後に生かし、つなげていくことが大切と、気持ちを新たにしています。

 見つけた死体は、白骨化していましたが、そこから少しでも多くの情報を読みとらなければ、と、ボランティアの方や調査でセンターに来られた学生の方にも手伝っていただきながら、分析をすすめています。

ツシマヤマネコ

 投稿者:荻野 投稿日:2003/05/15(木曜)18:09No.187

 ニュースや新聞等で拝見した方もいらっしゃるかと思いますが、今月11日にツシマヤマネコが死体で発見されました。

 その捜索に私は同行させていただきました。私はそのヤマネコに関わったことはありませんでしたが、死体を見た瞬間、なんとも悲しい気持ちになりました。センターにきて初めてのツシマヤマネコの死。野生復帰への難しさを感じました。また一方では動物園での出産。当然ですが死にゆくものあればこれからの命も当然あり、野生での個体増加へとつながればと思います。

 この経験をこれからのツシマヤマネコの未来にわずかばかりでも活かして行きたいと思います。

あるツシマヤマネコの出産

動物園に移送される前のツシマヤマネコFs-11

 投稿者:村山 投稿日:2003/05/14(水曜)18:30No.186

Fm−12が死体で発見され、残念な気持ちで一杯です。野生で生きるということは、当然厳しさもあったのだと思いますが、長い期間をかけて野外へ返すことを目標にして訓練した個体だけに、複雑な思いです。

福岡市動物園では現在、ツシマヤマネコの赤ちゃんが続々と生まれています。今年は全部で7頭生まれ、そのうちの2頭が死亡してしまいましたが、5頭は元気にしている様子です。今朝、No.14(センターの保護番号ではFs−11)が2頭の赤ちゃんを出産しました。覚えている方もいらっしゃるかも知れませんが、トラバサミ(ワナ)にかかって前足を切断し、野生復帰を断念して動物園に移送したツシマヤマネコです。写真は動物園に移送する前のFs−11です。

センターに保護されてきたヤマネコにも様々なその後がありますが、ツシマヤマネコが対馬で何代先までも人間と共存して暮らしてゆけることを目指して、その後につなげられるように努力したいと思います。

あるツシマヤマネコの死

 投稿者:山本 投稿日:2003/05/13(火曜)17:33No.184

日曜日、ツシマヤマネコの死体が発見されました。このヤマネコは、昨年1月にイワシの干物かごに入って出られなくなってしまっていたヤマネコです。当時、新聞やニュースでも取り上げられたので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。しばらくこのホームページのトップも飾っていました。

その後、センターで検査をすると、とても痩せていたので、しばらく栄養をつけて、さらに、餌の取り方も下手だったので、いろいろな餌で訓練をして・・。約3ヶ月たって、元気になり、餌も取れるようになって山に帰っていきました。私にとっても、初めて長期間関わったヤマネコだったので、特に思い出に残っています。

その後、元気でやっているかどうか、数ヶ月間は追跡調査をしていたので、山に帰って4ヶ月目まで元気にしている(動いている)ことがわかっていました。それでほぼ一安心と思っていたのですが、野生復帰から約1年後の先週日曜日、道路脇で死体で発見されてしまいました。

ほぼ白骨化した状態で発見されたので、原因がわからなかったのが悔やまれます。厳しい冬を越せなかったのか、どこかケガでもしていたのか・・。私たちに、多くの記憶と課題を残してくれたヤマネコでした。この経験を無駄にしないよう、これからに活かしていきたいと思います。

詳しくは、ツシマヤマネコニュースをご覧ください。