対馬野生生物保護センター

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2003年4月:センターの活動報告・環境教育

2003年4月の活動

自然教室も10回目を迎えました・・・

挨拶する姉崎一馬(あねさきかずま)さん

 投稿者:村山 投稿日:2003/04/30(水曜)16:25No.176

昨年6月に開始した自然教室は、昨日の「姉崎一馬さんの観る自然」で10回目を迎えました。毎回、多彩な講師に恵まれて、充実したものにできているのではと思っています。今回の姉崎一馬さんのお話は、生物が棲みやすい環境について考える上でもたくさんのヒントが詰まっていました。

少し前ですが、姉崎さんの最近の著作「日本の森大百科」(TBSブリタニカ)を購入しました。30年間日本の森を撮影し続けた結果の集大成です。写真の美しさはもちろんですが、森の見方や森林のタイプ別のスタディなども盛り込まれていて、とても勉強になる内容です。

5月から7月までのイベントについては、イベント情報いろいろに掲載されています。次の自然教室は5月31日(土)「たのしく自然を学ぶ〜環境教育における科学書の役割」と題して、福音館書店の大和茂夫さんをお招きして開催します。みなさまぜひご参加下さい。

満月の夜の散歩

磯遊びをする子どもたち

 投稿者:村山 投稿日:2003/04/17(木曜)12:37No.164

昨日は満月でした。今年度は「満月の夜の散歩」を必ずやろうと心に決めていますが、昨夜は早速出かけてみました。というのを言い訳にしていますが、昨日の日記を書かずに寝てしまいました。失礼いたしました。今から書きます。

15日(火)は金田小学校の遠足に同行して、磯へ出かけました。海辺の生き物探しに子どもたちと一緒に夢中になってしまいました。写真の左の女の子が持っているのは、ゴミ箱を改造した水中のぞき箱です。生き物の様子が良く見えます。子どもたちの吸収力はすばらしく、ちょっとづつ色や形が違う生き物に気がつくと、どんどん吸収してあっという間にたくさんの生き物を探し出しました。観察力については私の完敗です。15日は大潮だったのでたくさんの潮溜まりができて生き物観察には絶好の日でした。

16日夜は「満月の夜の散歩」をしました。行き先は上県町田の浜です。アオサギ、コガモ、が鳴きながら飛んで行き、山からはコノハズクの鳴き声が聞こえてきました。田んぼでは、オケラとクビキリギズが鳴いていました。水路を見ると、たくさんのメダカが泳ぎ、田んぼの泥の中にはドジョウの小さいものがたくさん泳いでいます。あぜ道の水溜りにはアカガエルのオスが一匹、メスが来るのを待っていました。ゴミムシがクルクルと動き回って餌が無いか探しています。

満月の下だと、周囲がよく見えて、生き物観察がしやすいですし、昼とはまた違った世界に接することができます。皆さんもマムシにかまれないように気を付けながら満月の夜の散歩、いかがですか?

Re:満月の夜の散歩

やわらかい光を放つ満月

 村山 2003/04/17(木曜)12:40No.165

満月は大きなレフ板(写真を撮影するときの光の反射板)のようです。満月の光のお陰でフラッシュ無しで撮影できました。

春は自然観察が楽しい季節です

マメヅタの葉の裏側

 投稿者:村山 投稿日:2003/04/09(水曜)15:18No.159

春ですね〜。観察が楽しい季節です。3日には環境教育プログラム制作に関連して、南陽小学校周辺調査をしました。印象的だったのが色々なシダ植物の胞子嚢の観察です。写真はマメツタの胞子嚢です。胞子嚢というとブツブツしていてあまり好きではない方もあるかもしれませんが、拡大してみるとそのきれいさ、かわいらしさにちょっと気がつきますよ。ぜひ身近な胞子嚢観察をお試し下さい。

今年の春はぜひヤマショウビンに出会いたいなと思っています。そういえば、先週のある真夜中、私のアパートの裏から聞こえる「ひ〜、ひょ〜」と鳴き続ける、お化けのような声に起こされました。思わず外にでてその正体を知ろうとしたのですが、そこには!「ヌエ」というお化けが!・・・ではなく、トラツグミという鳥の声でした。夜の自然についてももっと知りたいな〜と夜中に歩きながら思いました。

金田小学校校区へ行きました

対馬の伝統建築・石屋根倉庫

 投稿者:村山 投稿日:2003/04/02(水曜)17:29No.155

春真っ盛りですね。でも今日の風でせっかくの桜が散ってしまうのではないかと、心配になってしまいます。3月28日(金)は金田小学校校区である厳原町佐須川周辺へ行きました。今年センターで取りくんでいる「対馬版環境教育プログラム」制作の下見調査を行いました。
佐須川周辺には鉱脈が多く、鉱山で働く人々かつて賑わった地域です。現在では、鉱山は閉鎖されていますが、対馬の風土がたくさん残る懐かしい雰囲気の場所でした。佐須川周辺には石屋根が現存し、川には自然のままの石がごろごろし、田んぼのあぜは石積みでした。紫式部が使ったと言われる若田石硯の原材料、若田石は若田地区周辺でしか採取することができません。調査を終えて、もう少し石に関する勉強をしたくなりました。石屋根の小屋の軒下にある漬物樽の中の石も、家の基礎に敷かれている石も、どんな場所から運んできたのか、とても気になってしまいました。

田んぼでは植物観察、水路ではツシマサンショウウオの卵を発見しました。春の温かい天気もありましたが、まだ知らなかった対馬を発見した1日でした。今後、環境教育プログラム制作の経過についてはHPなどでも機会をみてお伝えしてゆきます。

さて、その翌日、3月29日の観察会はとても和やかで楽しいものになりました。報告はセンター活動報告に掲載されていますので、ご覧になって下さい。今年はこんな気軽な雰囲気の観察会をたくさんできたらなと思っています。みなさんぜひご参加ください。次の自然教室は4月29日(火)みどりの日です。一本のハルニレの四季を撮影した写真集「はるにれ」の作者、植物写真家・姉崎一馬さんによるスライドを交えた楽しいお話しです。