対馬野生生物保護センター

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2003年3月7日:保護収容していたヤマネコの野生復帰について

2003年3月ヤマネコニュース

保護収容していたツシマヤマネコの野生復帰について(お知らせ)

2003/03/19(Wed) ツシマヤマネコニュースNo.27より 投稿者:センター山本

12月10日に美津島町賀谷において保護収容したツシマヤマネコを、7日夕方、野生復帰させました。現在、追跡調査を行っています。

<詳細>
1.野生復帰させたツシマヤマネコについて
(1)保護日時平成14年12月20日
(2)保護された場所美津島町賀谷
(3)保護時の状況及び経過
 ノラネコ捕獲用にかけていた箱ワナに入っていたところを保護収容した。痩せていたため、センターにおいて栄養状態の回復に努めた。その後、血液検査等の結果にも問題なく、採餌行動も野外での生息に問題ない状態になったため、野生復帰させても問題ないと判断した。
(4)野生復帰日平成15年3月7日17:00頃
(5)野生復帰場所美津島町賀谷(保護された場所の周辺の山中)
(6)個体の情報
 1 性別メス
 2 年令生後半年から1歳と考えられる
 3 体重2130g(保護時1230g)
 4 全長66.9cm
 5 頭胴長46.8cm
 6 その他首輪型小型発信器を装着している。小型発信器は、約28gと非常に軽量で、数ヶ月で脱落するように装着している。

2.行動追跡について
 無事に野外で生活できているか、また、どこに定住するのかを確認するために、装着した首輪型小型発信器により行動追跡に努める。

復帰前の写真です

2003/03/19(Wed) ツシマヤマネコニュースNo.29より 投稿者:センター山本

首につけている発信器は、約28gと非常に軽く、数ヶ月で脱落するようになっています。