対馬野生生物保護センター

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2002年10月-親子ツシマヤマネコ痕跡探しハイキング

2002年10月の活動

痕跡ハイクの報告です。

今回は島外からの参加者もあり、またまた楽しく盛り上がりました。
最初はみんな「おっかなびっくり」なのは前回も一緒。
でもツシマヤマネコの痕跡を調べることの魅力に、みんな直ぐにはまってしまいます。

ツシマヤマネコの現状について説明するボランティアスタッフと職員

まずはセンター職員とボランティアの方から、ヤマネコの現状について説明と、フンを素手で触らないなどの注意を受けます。

ワゴンに分乗して出発

晴れ渡った気持ちのよいお天気です。ワゴンに分乗して、「さあ、出発!」

箸でフンを拾う親子

「うむむ、これがヤマネコのフンか・・・」お父さんも一緒に盛り上がります。
「結構立派なフンだな~」

フンを観察する参加者

誰かがフンを見つけると、みんな駆けつけます。外敵から身を守るためか、フンは見晴らしのよい場所に多いようです。
「ヤマネコいないかな?」

フンを水に溶かして分解中

持ち帰ったフンは、みんなで分析します。内容物を取り出すため、水に溶かして、ほぐしているところ。
「あっ、何か見えた!」

顕微鏡で内容物を分析

実体顕微鏡でフンの内容物をしらべます。
「これ、ネズミの奥歯かな?」

フンの中からネズミの骨を見つける

気分はもう学者さん。
「ネズミの骨、また見つけたよー」

シャーレに入れられたネズミの骨など

整腸剤として(?)食べたと思われるイネ科植物の葉、ネズミやヒミズ(モグラの一種)の骨と歯などが出てきました。

まとめの挨拶をする職員

「本日は絶好のフンびよりで・・・」職員さんの今日のまとめ、のはずが、なぜかみんな笑ってます。
「しっかりー」

まとめの挨拶をするボランティアスタッフ

痕跡調査担当のボランティアの方がビシッとしめます。参加者の子どもたちも、尊敬のまなざし。
「かっこいい・・・」

参加者に与えられるヤマネコピンバッチ

これがウワサのヤマネコ・ピンバッチ。痕跡ハイク・テレメトリー調査・ヤマネコ博士教室のいずれかに参加すると、バッチを1つもらえます。
3つ揃うと、ヤマネコ博士に認定。
「目指すぞ!ツシマヤマネコ博士!」