Tsushima Wildlife Conservation Center (TWCC)

対馬野生生物保護センター

ツシマヤマネコニュース

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2017年05月23日

センター職員日誌

こんにちは、普及啓発担当の堺です。

先日ヤマショウビンの目撃情報があり、ある場所では野鳥観察の方々がたくさんいらっしゃいましたよ♪

私はまだ見たことがないので、是非見てみたいです。

さて、少し遅くなりましたがGWに来てくれた皆さんからいくつか質問を頂いております。

さっそく答えていきたいと思います。

4月30日(日)

  • 何故、タヌキは対馬に生息していないのですか?(19歳 男性)

→何故、対馬にタヌキが分布していないかというご質問ですが、その理由はまだ分かっていません。

そのため、断定はできませんが、現在のタヌキの自然分布域や化石記録、日本列島の形成の歴史から以下のように推測することはできます。

タヌキが日本にやってきた時代は、海水面が低下して大陸と日本が地続きだった氷河期だと言われています(タヌキ以外にも多くの哺乳類がこの時期に日本にやってきたとされています)。その時代、九州と朝鮮半島の間にある対馬もお互いに陸続きでつながっていました。さらに現在も九州の離島では壱岐(長崎県)、平戸島(長崎県)、天草諸島(熊本県)、鷹島(熊本県)、甑島(鹿児島県)に在来種として自然分布しています。これらのことから、氷河時代、対馬が九州や大陸と陸続きった頃には、対馬にもタヌキがいた可能性は十分にあります。

氷河期が終わり海水面の上昇が落ち着いた1万年前には、日本列島は現在の状態となったと言われているので、海によって対馬も朝鮮半島や九州と隔離されました。陸続きだった氷河時代の対馬にタヌキがいたとすると、それ以降から現在に至る間のどこかの時点で原因は分かりませんが絶滅したと考えられます。

タヌキやキツネ、アナグマなどの日本を代表する動物がおらず、その代わりにヤマネコなどの大陸系の動物が分布している対馬の動物相は、日本列島の形成の歴史にヒントを与えてくれており、それ自体が貴重なものです。

今後、遺跡や貝塚などからタヌキが見つかる可能性もあります。そうするとタヌキがいつまでいたのか、なぜ絶滅したのか明らかになってくるでしょう。

(順化ステーション 調査担当 いわした より)

5月4日(木)

○ヤマネコは、メスでもオスでも出産しますか?  (5歳 おんなのこ)

→ヤマネコは、メスしか出産できません。ヤマネコだけでなく、他の動物でも、

ほとんどの場合はメスが出産します。

(獣医師 みのうら より)

5月5日(金)

○ヤマネコはだいたいどこにいっぱい住んでますか?(9歳 おんなのこ)

→ヤマネコは、エサのネズミなどがいっぱいいるところに住んでいます。

それは田んぼや畑の近くだったり、山奥だったり様々です。

今は、ほとんどのヤマネコが上島に住んでいます。

(調査担当  かげうら より)

ご質問ありがとうございました(*^_^*)

GWにはたくさんの方がセンターへ遊びに来てくれました☆

センターへ足を運んで下さった皆様、イベントに参加して下さった皆様、

ありがとうございました。またお待ちしています♪

【イベントのお知らせ】

今年度も舟志の森の自然観察会を開催します!

一緒にヤマネコの痕跡を探したり、野鳥や水生昆虫を観察できますよ♪

森の中はいろんな発見があって、わくわくしますよね☆

応募締め切り(5月24日)が迫っているので、参加ご希望の方はお早めにご応募下さい!!

たくさんのご応募お待ちしております(^O^)♪

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