トピックス(2016年4月〜2017年3月)

2017年02月14日

鹿児島県出水市のツル渡来地における試験的立入規制及び地元ガイドによる見学ツアーの実施について(お知らせ)

日本最大のツル渡来地である鹿児島県出水市において、平成29年2月18及び19日の2日間、ツルとの新たな共存社会を探るため、試験的立入規制を実施します。

この間、ツル観察センターの開館は通常どおりですが、一般車両は同センター駐車場を利用できません。訪問される方は、JA鹿児島いずみ駐車場に駐車していただき、ツル観察センターまで無料シャトルバスをご利用ください。

また、ツル観察センターから、現地に精通したガイドとツルが過ごす干拓地内を巡る無料ガイド付専用バスを運行しますので、ガイドの説明を聞きながらツルを観察するツアーにぜひご参加ください。

1 主旨

ナベヅル、マナヅルは、ロシアや中国等の繁殖地から日本に飛来し冬を過ごします。かつては西日本の各地に飛来していましたが、開発で生息環境が失われたこと等により、戦後300羽弱にまで激減しました。その後、出水地方の地域住民及び自治体による長年の保護の努力によって渡来数は年々増加し、近年は毎年1万羽を超え、ナベヅルについては世界の個体数の約9割が、マナヅルは約5割が出水地方で越冬するまでになっています。

しかし世界的に見れば、ナベヅル、マナヅルとも生息地は限られ、今後も保護が必要ですが、多数のツルが出水地方に集中し過密化することによって、感染症等が発生した場合に種の存続が危ぶまれることから、新たな越冬地の形成が国際的にも求められています。

出水地方においては、給餌に誘引されるカラスやカモ等野鳥による農業等の被害防止や野鳥密集地を通過する車両の消毒等鳥インフルエンザ対策の徹底が一層必要となっています。このほか、路上に駐停車してツルを観察する人や車が地元の人の通行や農作業の妨げにもなることも多く見受けられます。

出水地方における様々な課題に対処し、ツルと共存する地域づくりを進めていくことが、新たな越冬地を形成していく上でモデルとなり有益と考えられます。

そこで、ツルを地域資源として活用し、人もツルもより安心して暮らせる地域づくりのための一つの手法として、ツル渡来地への立入規制の可能性について検討しているところです。これまで地元関係機関等との意見交換を重ね、今般、試験的に一般車両のツル観察センター駐車場の利用を規制し、地域の子供たち等もガイドを行う社会実験を実施し、今後の検討に役立てることとしたものです。

2 事業主体

 環境省九州地方環境事務所

 (事業請負者:公益財団法人日本生態系協会)

 ※出水市の関係機関、自治会等の協力を得て実施します。

3 実施日時

平成29年2月18日(土)及び19日(日) 両日とも9:00~16:30

4 実施内容

(1) ツル観察センターの駐車場の一般車両の利用はできません。

 ツル観察センターの開館・運営は通常どおりです。

(2) 臨時駐車場をJA鹿児島いずみ(出水市高尾野町下水流890)に設けます。

 JA駐車場とツル観察センター間を往復する無料シャトルバスが30分間隔で運行します。

(3) ツル観察センター発着の無料のガイド付き専用バスを運行します。

 ガイドの説明を聞きながらツル渡来地を巡ります。

 1時間1便、所要時間40分程度を予定。 ※事前申込み不要(先着順)

 ※シャトルバス及びガイド付きツアーバスの発車時刻は、バス時刻表をご覧ください。

(4) 来訪者にアンケート調査を実施します。

 ※位置図等は 出水立入規制チラシ をご参照願います。

  上記は予定であり、天候等事情により変更・中止になる場合があります。予めご承知ください。

  皆さまのご理解・ご協力をお願いします。

問い合わせ先

環境省 出水自然保護官事務所      中村  電話:0996-63-8977

    九州地方環境事務所 野生生物課 田畑  電話:096-322-2413

(当日連絡先)公用携帯 090-5920-8718

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