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【お知らせ】屋久島永田浜ウミガメ観察ルールの策定及び永田浜ウミガメ観察ルール記念式の開催について

2009.05.07 九州地方環境事務所

１．永田浜ウミガメ観察ルールの策定について

（１）概要

　北太平洋最大のアカウミガメ上陸地である永田浜においては、従来よりウミガメ保護のための観光客の誘導を目的としてウミガメ観察会等が行われてきたが、近年急増する観光客等によりウミガメに与える影響の増大が懸念されている。このため、九州地方環境事務所では、関係行政機関及び永田ウミガメ連絡協議会、ＮＰＯ法人屋久島うみがめ館その他地域関係者で構成する「永田浜ウミガメ観察の地域ルール検討会」を設置し、観察ルールの検討を行った。
　今般、検討会において、ウミガメの産卵ふ化環境を守りながら適正な利用を図るための「永田浜ウミガメ観察ルール」を、地域の自主ルールとして取りまとめたものである。また、併せて、永田浜を訪れる人々に自主ルールを学んでいただくための小冊子として「ウミガメ観察ルールガイド」を、ウミガメ観察会や調査に関わる者用の「ウミガメ観察マニュアル」をそれぞれ取りまとめた。（別添資料参照）

（２）ルールの概要

１）適用場所:永田浜（いなか浜、前浜、四ツ瀬浜）
２）適用期間：５月15日～８月31日
３）適用対象者：永田浜を訪れる観光客等全員
４）主なルールの内容
　期間中の夜間、永田浜に立ち入り、ウミガメの産卵、ふ化を観察する方は、次のルールを守ること。
[1]＜５月15日～７月31日＞永田ウミガメ連絡協議会が開催する観察会(20:30～23:00、定員80名、予約制）に必ず参加すること
[2]＜８月１日～８月31日＞ＮＰＯ法人屋久島うみがめ館が行う事前レクチャー（20:00～22:00）を必ず受けること
[3]観察会及びうみがめ館の夜間臨時開館終了後は永田浜へ立ち入らないこと
　また、ウミガメ保護柵に立ち入らないこと、焚き火・キャンプの禁止や、ウミガメ観察時に守るべき事項として、光を使用しない、カメラやビデオ撮影は行わない等の守るべき10のルール、及び報道関係者や研究者などの対象者別ルールを定めた。
（別添参考資料参照）

２．永田浜ウミガメ観察ルール記念式の開催について

（１）開催目的

　今回新たに策定された「永田浜ウミガメ観察ルール」の適用開始を記念し、本ルールの周知を図るとともに、ウミガメ保護に長年取り組んできた地元永田区及びＮＰＯ法人うみがめ館の活動を紹介することを目的とする。

（２）開催概要

１）開催日程：平成21年５月10日（日）14:00～
２）開催場所：永田公民館（屋久島町永田）
３）主催：環境省九州地方環境事務所
共催：鹿児島県、屋久島町、永田区、ＮＰＯ法人屋久島うみがめ館

（３）式次第（予定）

• 開会挨拶（九州地方環境事務所長）
• 地元挨拶（永田区長）
• 基調講演「永田浜におけるウミガメ観察会の歴史」
  （永田ウミガメ連絡協議会　大牟田幸久氏）
• 報告「永田浜におけるウミガメの動向について」
  （ＮＰＯ法人うみがめ館　大牟田一美氏）
• 報告「永田浜ウミガメ観察ルールについて」
  （九州地方環境事務所屋久島自然保護官事務所）
• ビデオ上映「永田浜ウミガメ観察ルール啓発ビデオ」
• ウミガメ監視員任命式
• 閉会挨拶（屋久島町長）

（４）取材について

　取材希望の報道関係の方は、あらかじめ屋久島自然保護官事務所（電話0997-46-2992）へご連絡ください。

３．（参考）永田浜ウミガメ観察の地域ルール検討会について

（１）開催日時

第１回：平成21年２月20日　19:00～21:00
第２回：平成21年３月19日　18:00～21:00

（２）検討会委員

有識者

屋久杉自然館　館長　日下田　紀三(座長)
ＮＰＯ法人日本ウミガメ協議会　主任研究員　松沢　慶将
屋久島野外植物研究所 主宰　大山　勇作

地域関係者

永田区ウミガメ連絡協議会
ＮＰＯ法人屋久島うみがめ館
社団法人屋久島観光協会ガイド部会
財団法人屋久島環境文化財団

関係行政機関

鹿児島県環境生活部環境保護課
鹿児島県熊毛支庁屋久島事務所
屋久島町環境政策課

主催(事務局)

九州地方環境事務所屋久島自然保護官事務所

※　肩書き、部署名は検討会開催時のもの

４．お問合せ先

九州地方環境事務所屋久島自然保護官事務所（担当　森)　電話0997-46-2992

参考資料

永田浜ウミガメ観察ルール[PDF 276KB]

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