報道発表資料

2016年05月11日

宮崎県日南市でのツマアカスズメバチの確認について

特定外来生物であるツマアカスズメバチの侵入監視調査の結果、宮崎県日南市油津港周辺においてツマアカスズメバチの女王バチ1個体が捕獲されましたので、お知らせします。 これを受けて、5月16日(月)から、捕獲地点周辺において、捕獲トラップを増設し、捕獲を兼ねた緊急調査を実施します。 なお、ツマアカスズメバチは、これまで、国内では長崎県対馬市において定着が確認されています。対馬市以外では、昨年9月に福岡県北九州市で初めて1個の巣が確認されましたが、その後の調査において個体及び巣の確認はされていません(本年度も調査を実施中)。

1.捕獲調査の概要

環境省では、釜山港(韓国)との船の往来のある九州の港湾(三池港(福岡県)、八代港(熊本県)、大分港(大分県)、油津港(宮崎県)、細島港(宮崎県)、志布志港(鹿児島県)、川内港(鹿児島県))周辺において、ツマアカスズメバチの監視調査を実施しています。その他、昨年9月に営巣が確認された北九州市とその周辺地域における監視調査を実施しています。

<油津港における調査日程>

4月24日 宮崎県日南市油津港周辺に、10個の捕獲トラップを設置。

5月10日 トラップを回収し、ツマアカスズメバチと疑われる1個体を捕獲。専門家によりツマアカスズメバチであることが確認(捕獲個体の画像による確認)された。

2.今回の調査結果について

ツマアカスズメバチは、生息地域から繁殖能力のある女王バチが非意図的に侵入し、営巣に成功することが定着の条件となります。今回捕獲した個体は、営巣された巣から発生したワーカー(働きバチ)ではなく、営巣を開始した女王バチと考えられます。そのため、現時点で当該地域にツマアカスズメバチが定着していることを必ずしも示すものではありません。また、現段階では他の調査地点における発見例はなく、今回の確認をもって、九州の広域において当該種が分布していることを示しているとは考えにくいものと思われます。

一方で、ツマアカスズメバチの生息地域である釜山との往来のある九州の港湾周辺地域では、当該種の侵入のリスクが存在することが改めて確認されました。

3.今後の対応

ツマアカスズメバチは、高い繁殖力と分布拡大能力から、一旦定着すれば根絶することは困難となるため、侵入監視により、早期発見、早期駆除により定着前に根絶を図ることが極めて重要です。

対馬市内の調査結果から、5月中は越冬から目覚めた女王バチが単独で活動する時期であり、捕獲トラップによって捕獲できることがわかっています。

このため、宮崎県及び日南市と連携し、トラップの設置場所の決定や資材の準備を行い、5月16日(月)から、捕獲地周辺において捕獲トラップを100個程度に増設し、駆除を兼ねた緊急調査を行います。

また、九州以外の地域の港湾における監視についても、対応を検討していきます。

4.情報提供のお願い

九州地方に限らず、生息地域である釜山と往来のある港湾等においては、侵入のリスクがあります。

地方自治体や駆除業者の方々につきましては、ツマアカスズメバチと思われる個体が発見された場合には、管轄区域の環境省地方環境事務所にご連絡ください。

連絡先URL:http://www.env.go.jp/region/index.html

添付資料

■ 問い合わせ先
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8344)
室  長:曽宮 和夫   (内:6680)
室長補佐:立田 理一郎  (内:6681)
担  当:若松 佳紀   (内:6688)

九州地方環境事務所 野生生物課
課  長:横田 寿男
企 画 官:田上 真吾
担  当:平野 淳
TEL:096-322-2413
地域環境データベース
  • アクティブレンジャー日記 九州地区(リンク)
  • 環境省Twitter(リンク)
おすすめサイト
九州地域エネルギー・温暖化対策推進会議(リンク)
阿蘇草原再生プロジェクト(リンク)
エコアクション21(リンク)
EPO九州(リンク)
九州自然歩道ポータル(リンク)
ページ先頭へ