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報道発表資料

九州地方環境事務所報道発表資料>2010年度

【お知らせ】「霧島屋久国立公園錦江湾地域戦略的運営プログラム」の策定について

2010.04.01 九州地方環境事務所

 九州地方環境事務所では、霧島屋久国立公園錦江湾地域において、多様な主体が連携した魅力ある国立公園づくりを実現するため、学識者、観光関連事業者、関係行政機関の参加による「霧島屋久国立公園錦江湾地域戦略的運営プログラム検討懇談会」を設置し、平成20年度から21年度にかけて全4回の懇談会を通して議論を進めてきました。
 この度、懇談会における議論を踏まえ、国立公園錦江湾地域の基本理念と基本方針、具体的な取組をとりまとめた「霧島屋久国立公園錦江湾地域戦略的運営プログラム」を策定しました。

1.霧島屋久国立公園錦江湾地域戦略的運営プログラムについて

■プログラムの目的
霧島屋久国立公園錦江湾地域戦略的運営プログラムは、平成23年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開通による利用動態の変化や、近年の歴史文化的資源への関心の高まり等の当該地域をとりまく社会経済的な背景を勘案しながら、魅力ある国立公園づくりを実現することを目的として、有識者と関係機関からなる懇談会の議論を踏まえ、国立公園錦江湾の基本理念と基本方針、具体的な取組みについてとりまとめたものです。
プログラムでは、錦江湾地域の我が国で随一の海域カルデラが形づくる美しく豊かな自然資源、歴史文化資源を最大限生かし、「地球の時間、生物の時間、人の時間」をキーワードとした個性ある強い拠点づくりに向け、環境省が実施すべき取組み、関係者に期待される取組みについて検討し、プログラムの中で提案しています(概要は別紙1参照)。
■今後の取り組み
環境省としては、本プログラムに基づき、基本方針にあげた「地球の時間、生物の時間、人の時間」を体感できる新たな資源の洗い出しとそれに即した公園区域及び利用計画の見直しや、公園の施設整備、「歩き体感する」ための九州自然歩道の活用などを進めてまいります。関係者との協働を図り、地域と連携した魅力ある国立公園づくりのための連絡会議の開催も予定しています。
また、今回検討の過程で再発見された錦江湾地域の魅力を広く発信していくこととしており、本年11月に霧島屋久国立公園鹿児島県域で開催予定の自然公園ふれあい全国大会においても、情報発信を行ってまいります。

2.プログラムの構成

1.錦江湾地域の概要
2.錦江湾地域の保護と利用の現状と課題
 (1)霧島屋久国立公園錦江湾地域の現在にいたる経緯
 (2)規制計画及び施設計画
 (3)利用の現状
 (4)霧島屋久国立公園錦江湾地域の課題
3.国立公園錦江湾地域の基本理念と基本方針
4.魅力的な国立公園に向けた取組の方向性
5.各種取組と役割分担
 (1)環境省
 (2)鹿児島県
 (3)関係市町 
 (4)国道事務所
 (5)公園事業者
 (6)交通事業者
 (7)NPO,NGO
 (8)公園利用者
参考資料

3.策定までの経過

平成21年3月23日
第1回懇談会
平成21年8月17日
第2回懇談会
平成21年10月13日
第3回懇談会
平成22年2月3日
第4回懇談会

4.懇談会委員等

【委員】
有識者
宮廻甫允
(経済:鹿児島大学法文学部 教授) ※座長
小野寺浩
(国立公園:鹿児島大学 学長補佐)
小泉武栄
(地形・地質:東京学芸大学 教授)
鈴木英治
(植物:鹿児島大学理学部 教授)
有村佳子
(観光・公園事業者:(株)指宿ロイヤルホテル 代表取締役)
岩崎芳太郎
(観光・交通:岩崎産業(株)代表取締役社長)
田村省三
(文化:(株)島津興業 尚古集成館館長)
日高淳一
(観光・交通:JR九州鹿児島支社長)
養父信夫
(マーケティング:「九州のムラ」編集長)
関係行政機関
鹿児島県観光交流局長
鹿児島県環境部長
鹿児島市長
指宿市長
南大隅町長
【オブザーバー】
鹿屋市
錦江町
垂水市
大隅河川国道事務所
鹿児島国道事務所
九州森林管理局

5.問い合わせ先

 九州地方環境事務所 国立公園・保全整備課 担当:岡野
 〒862-0913 熊本県熊本市尾ノ上1-6-22
 TEL 096-214-0336  FAX 096-214-0350

6.参考資料

別紙1:
霧島屋久国立公園錦江湾地域戦略的運営プログラムの概要 [PDF 69KB]
別紙2:
霧島屋久国立公園錦江湾地域戦略的運営プログラム [PDF 1,215KB]

7.参考ホームページ

 霧島屋久国立公園 http://www.env.go.jp/park/kirishima/index.html