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九州地方環境事務所TOPICS>2007年度>環境省・税関合同連続シンポジウムを開催

環境省・税関合同連続シンポジウムを開催

2007.11.14 九州地方環境事務所

九州発 地球との共生 ~世界との接点 税関~

九州地方環境事務所と長崎税関は、全国初めての取組として協同による連続シンポジウムを開催します。

開催の趣旨

 今夏の猛暑は、地球環境の危機を実感させて余りあるものであった。私たち人間の活動は、地球を壊しつつある。しかし、私たちが生きていけるのは地球しかなく、地球との共生が世界の課題となっている。九州はその出発点の宝庫だ。

 九州には多様で時には過酷な自然が各地にある。歴史的にそれとうまく折り合い、共生してきたのが九州の特色である。
 例えば鹿児島。現在も火山活動が活発な桜島は市街地からすぐ見え、夏には大量の火山灰が降る日もある。この大自然を人口六十万都市がむしろ活かして、共生している。
 阿蘇の野焼き。肉牛の放牧のため毎年3月、広大なススキ草原に火入れをする。人間が焼くという形で自然に大きな手を加えているが、千年も続いたことによって独特の生態系が成立し、阿蘇だけに残されている植物も多い。
 そして長崎。436年にわたり外国との窓口であったこの地の自然や歴史文化を感じるため、人々は「さるく」(長崎弁でぶらぶら歩く)のが好きで、それが観光の目玉となりつつある。日本初の国立公園である雲仙では、温泉地獄が自然の力と恵みを身近に感じさせてくれる。
 そのほか、アマミノクロウサギが生息し独特な生態系を有する奄美大島、日本初の世界自然遺産に指定された屋久島、美しい島々にキリシタン文化が息づく五島列島、筑後川の水とツツジをはじめとする多くの花木に育まれた久留米、などなど枚挙にいとまがない。

 税関は、物の流れにおいて世界との接点に位置する。日本の、そして世界の人々の暮らしを向上し、経済を発展させていくためには、人や物の国境を越えた移動の拡大が不可欠であり、税関は優良な輸出入業者の利便性の向上を図っている。
 また、国の徴税機関として、関税等の適切な徴収に努めるとともに、けん銃や覚せい剤など社会悪物品の密輸を水際で阻止している。
 とりわけ、江戸時代の長崎奉行所の仕事を引き継いでいる長崎税関は、現在、東シナ海で監視艇を活用しながら不審船等の取り締まりに力を入れている。
 有害廃棄物の国際的な移動や絶滅の危機に瀕している動植物の密輸出入を水際で取り締まっているのも税関であり、環境行政の一翼を担ってもいる。
 貿易と環境との係わりは日を追って深まってきており、税関も環境問題に真正面から取り組んでいかなければならない。

 地球との共生を図り、健全な経済発展を図りながら、国民の安全、安心を守る。その新しい取組みを九州から発していこうではないか。こう考え、環境省九州地方環境事務所と財務省長崎税関は協同して次のとおり連続シンポジウムを開催します。

<開催予定地及び開催時期等>
鹿児島発
地球との共生 -世界との接点 税関- 平成19年12月8日(土) ≪申し込み終了≫
久留米発
地球との共生 -世界との接点 税関- 平成20年1月12日(土) ≪申し込み終了≫
熊本発
地球との共生 -世界との接点 税関- 平成20年2月16日(土)≪申し込み終了≫
五島発
地球との共生 -世界との接点 税関- 平成20年3月15日(土)≪申し込み終了≫
奄美発
地球との共生 -世界との接点 税関- 平成20年4月19日(土)≪申し込み終了≫
長崎発
地球との共生 -世界との接点 税関- 平成20年5月31日(土)≪申し込み受付中

本件に関する問い合わせ

【本件に対する問い合わせ先】※[1]又は[2]のいずれの機関でも結構です。

[1]環境省九州地方環境事務所 [2]財務省長崎税関総務部 企画調整官

○電話 096-214-0311
○メール
REO-KYUSHU@env.go. jp
◎担当者:山本

○電話 095-828-8674(直通)
○メール
soumu_choseikan@nagasaki-customs.go. jp
◎担当者:牧山、加藤