報道発表資料
【通知】傷病カンムリワシの野生復帰
2007.05.18 那覇自然環境事務所
平成19年3月8日に西表島で衰弱した状態で保護収容されたカンムリワシについて、治療・リハビリを行った結果、野生復帰が可能と判断されたため、放鳥することとしましたのでお知らせします。
当該個体には個体識別のために、両翼に黄色の翼帯(ウイングマーカー)を装着しています。近隣の皆様におかれましては、当該個体を目撃された際には、下記連絡先までご連絡頂きますようお願いします。
1.放鳥日時
平成19年5月21日(月)午前10時00分
2.放鳥場所
西表島浦内川河口(別添地図参照[PDF])
3.翼帯の装着について
リハビリを行った傷病鳥獣個体に関する放鳥後の野生復帰状況や、生態学的資料を収集するために翼帯を装着します。
収集された情報は今後のカンムリワシ保護活動の貴重なデータとして活用します。
4.目撃情報連絡先
環境省西表野生生物保護センター
電話 0980-85-5581 FAX 0980-85-5582(担当 鈴木)
5.救護の経緯
本年3月8日13時30分、西表島浦内川河口の農道脇にカンムリワシ成鳥個体が衰弱しうずくまっていると西表西部動物診療所(沖縄県野生動物救護獣医師)に通報がありました。
カンムリワシは左眼損傷および著しい衰弱が見られたため同診療所で獣医学的治療を行い、放鳥へ向けたリハビリへと移行できると判断されたことから、西表野生生物保護センター野外ケージに搬送し、同診療所と協力しながらリハビリを行ってきました。
その後、野外復帰が可能と判断されるまで順調に体力を取り戻したと判断されたことから、放鳥することとしました。
添付資料
連絡先
環境省 那覇自然環境事務所
所長:中島 慶二
担当:西表自然保護官事務所
自然保護官 刈部博文
電話:0980-85-5581 FAX:0980-85-5582