報道発表資料
【通知】愛鳥週間におけるヤンバルクイナの交通事故(5/10)
2007.05.11 那覇自然環境事務所
本日5月10日より愛鳥週間がスタートしましたが、国頭村の県道2号線で、交通事故によるヤンバルクイナの死亡個体が発見されました。今年に入ってから交通事故により死亡が確認された1羽目の個体となります。(交通事故2件目)
やんばる地域におけるロードキル発生防止に関する連絡会議では、4月1日~6月末日までをヤンバルクイナ交通事故防止キャンペーン期間とし、チラシ等で注意喚起をしているところですが、引き続き当該地域での車両の走行には十分配意願います。
ヤンバルクイナの発見時の状況は、下記の通りです。
1.発見日時
平成19年5月10日午前7:30ごろ
2.発見場所
県道2号線 5.0kmポスト付近 東向け車線路上
3.発見時の状況
環境省やんばる野生生物保護センター職員が県道2号線を走行中、対向車の運転者よりヤンバルクイナの死亡個体を路上で発見したとの通報を受け、現場に向かい死亡個体を回収した。
既に死亡していたが、死後硬直しておらず、まだ個体は少し暖かい状態であった。
6:10頃にセンター職員が事故現場を通過した際には死亡個体は確認されていないことから、交通事故に遭ってからまもなく発見されたと考えられる。
- 画像を希望される場合は、やんばる野生生物保護センターまでご連絡下さい。
参考
- やんばる地域におけるロードキル発生防止に関する連絡会議
- 近年、ヤンバルクイナ等、希少野生動物の道路周辺における死亡事故(ロードキル)が多発していることを受け、関係機関が連携して対策に取り組むことを目的に、平成16年6月に発足。自然保護、道路管理及び道路利用に関連する行政ならびに関係する機関、計24機関によって構成。事務局は那覇自然環境事務所。
- 愛鳥週間
- 野鳥を保護し、愛鳥思想を広く国民に普及するため、昭和22年4月10日に「バードデーの集い」(現、財団法人日本鳥類保護連盟主催)として始まり、昭和25年より現在のように、毎年5月10日から16日の1週間を「愛鳥週間」と定められた。
連絡先
環境省 那覇自然環境事務所
所長 中島 慶二
担当:やんばる自然保護官事務所 福地 壮太
電話:0980-50-1025
(やんばる野生生物保護センター)