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報道発表資料

九州地方環境事務所報道発表資料>2006年度

【通知】藺牟田池におけるオオクチバス等の防除

2007.02.22 九州地方環境事務所

平成19年3月1日(水)、藺牟田池において特定外来生物に指定されているオオクチバス・ブルーギル(総称して「オオクチバス等」という。)を釣り等による防除を行います。

また、同日午後、薩摩川内市立祁答院中学校の自然環境学習の一環として、同中学校において、オオクチバス等防除のための人工産卵床を組み立てます。

サマリー

環境省では、希少な動植物の生息地においてオオクチバス等の生息が確認されている水域を対象に、優先的に防除に取り組むべき水域として選定し、オオクチバス等の防除モデル事業(以下「防除モデル事業」という。)を行っています。
藺牟田池は、環境省が指定する国内希少動植物種であるベッコウトンボの生息地保護区に指定され、防除モデル事業の対象地として選定されています。平成17年度防除モデル事業等の報告書では、オオクチバス等によるベッコウトンボの捕食が確認されており、生態系等への被害が懸念されています。
そこで、本年度の事業として、オオクチバス等の防除を行うとともに、オオクチバス等の防除手法の1つとして人工産卵床を試験的に導入する予定です。人工産卵床の組み立てにあたっては、地元の薩摩川内市立祁答院中学校に協力して頂きます。
なお、実施は下記のとおり行います。

1.実施年月日

平成19年3月1日(水)

2.場所・実施時間

(1)防除(釣り、遮光式カゴ網の設置等によるオオクチバス等の捕獲)
藺牟田池(鹿児島県薩摩川内市祁答院町)・9時~15時
  • 藺牟田池の西側、泥炭形成植物群落(天然記念物)を除きます。
(2)人工産卵床組み立て
薩摩川内市立祁答院町中学校・15時~16時予定
〒895-1501 鹿児島県薩摩川内市祁答院町下手190-1  TEL :0996-55-0030
なお、祁答院町中学校で取材されるマスコミ関係者におかれましては、事前に中学校へ連絡していただきますようお願いします。
  • 人工産卵床の藺牟田池への設置は後日行います。

3.防除請負事業者

財団法人 鹿児島県環境技術協会

参考:人工産卵床
透明度が低い藺牟田池のような水域では、人工産卵床を沈めてオオクチバス等に卵を産ませ、産み付けられた卵を除去し繁殖を抑制する効果があります。また、人工産卵床の周囲に小型刺し網を設置するなどの方法により、卵を守る親魚を捕獲することができます。

連絡先

環境省九州地方環境事務所野生生物課
 自然保護官:角野 まり
 直通電話:096-214-0339

鹿児島自然保護官事務所
 自然保護官:田畑 慎之介
 直通電話:099-226-1842
 公用携帯:090-5734-4053