報道発表資料
【開催予定】石垣島の国立公園編入に関する説明会の開催
2007.02.06 那覇自然環境事務所
西表国立公園は現在、西表島及び石西礁湖とその中の島々が指定されています。西表国立公園に隣接する石垣島には、その中心部に亜熱帯性常緑広葉樹林がまとまって見られるほか、沿岸には多様性の高いサンゴ礁が広がり、河口部ではマングローブ林が発達するなど、亜熱帯地域の優れた自然環境が残されています。
現在、環境省では、これらの区域を国立公園に編入する作業を進めていますが、この度、国立公園の区域及び仕組み等について広くご理解をいただくため、一般の方々に対する説明会を開催することとしましたので、お知らせします。
1.主催等
主催:環境省 那覇自然環境事務所
共催:石垣市
2.日時・場所
説明会は、多くの市民の皆様にお集まりいただけるよう、市街地、西部、北部の3ヶ所で開催します。内容は各回とも同じですので、ご都合のよい会場にお越し下さい。
説明会 | 日時 | 会場 |
---|---|---|
第1回 | 2月14日(水) 17:30~19:00 | 石垣市民会館 中ホール 石垣市浜崎町1-1-2 |
第2回 | 2月20日(火) 20:00~21:30 | 川平公民館 石垣市川平907 |
第3回 | 2月22日(木) 19:30~21:00 | 伊原間公民館 石垣市伊原間40 |
3.説明会概要(予定)
- (1)
- 開会
- (2)
- 挨拶
- (3)
- 説明
-
- 国立公園とは
- 現在の西表国立公園
- 石垣島の国立公園編入の目的・区域
- 国立公園の風景を維持するために(国立公園制度の概要)
- (4)
- 質疑応答
- (5)
- 閉会
4.その他
石垣島の国立公園編入については、3月頃にパブリックコメント(意見募集)を実施予定です。パブリックコメントは、環境省ホームページや新聞等によりお知らせいたします。
参考
(1)国立公園について
- 国立公園とは
-
- 国立公園は、日本を代表する自然の風景地として、自然公園法に基づき国が指定します。
- 現在、全国で28ヶ所が指定されており、合計面積は約206万haで、日本の国土面積の約5.5%を占めています。
- 優れた風景を保護するとともに、自然とのふれあいの場として年間約4億人が利用しています。
- 国立公園となるためのプロセス概要
※クリックすると拡大します。
(2)西表国立公園について
- 指定等の経緯
-
- 昭和47年4月18日:
- 琉球政府により西表政府立公園として指定
- 昭和47年5月15日:
- 沖縄の復帰に伴う環境庁関係法令の適用の特別措置に関する政令(昭和47年政令第103号)により、国立公園となる
- 昭和47年12月26日:
- 公園区域の指定
- 昭和52年7月1日:
- 海中公園地区の指定(石西礁湖内4地区)
- 平成15年 3月31日:
- 公園区域及び公園計画の全般的な見直し(再検討)
- 面積
-
- 陸域:
- 13,547ha
- 海中公園地区:
- 213.5ha
- 特徴
-
- 西表島は、島の大部分が原生林に覆われており、河口部にはマングローブ林が広がる。
- 仲御神島は、セグロアジサシやカツオドリ等の海鳥類の集団繁殖地となっている。
- 西表島と石垣島の間に広がる海域は石西礁湖と呼ばれる我が国最大のサンゴ礁地域で、360種を超える造礁サンゴと魚類等による海中景観が見られる。
- 石西礁湖に点在する竹富島、小浜島、黒島等は、白砂と石灰岩の低い海蝕崖からなる特色ある景観を有している。
別添資料
西表国立公園の公園計画の見直し(石垣島編入)について[PDF23KB]
公園区域図(案)[PDF1,626KB]
お問い合せ先
環境省 石垣自然保護官事務所(担当:野村、久保井)
【所在地】〒907-0011 石垣市八島町2-27
【TEL】0980-82-4768 【FAX】0980-82-0279
連絡先
環境省九州地方環境事務所
那覇自然環境事務所
石垣自然保護官事務所
石垣市企画開発部環境政策課