九州地方環境事務所

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報道発表資料

九州地方環境事務所報道発表資料>2006年度

【通知】カエルなど両生類に感染するツボカビについて

2007.02.01 那覇自然環境事務所

 平成18年12月に我が国で初めて確認されたカエルのツボカビ症について、飼育されているカエルから野外のカエルへのツボカビの感染を防ぐため、環境省ではホームページやチラシ等による注意喚起や、飼育カエルの流通状況及びツボカビ症の発生状況の把握等の対策を行いますのでお知らせします。

 また、那覇自然環境事務所においては、絶滅のおそれのあるカエル類が多種類生息する南西諸島における取り組みをすすめるため、専門家を含めた関係者による検討を行うとともに、相談窓口の設置など普及啓発の推進を図ります。

那覇自然環境事務所の当面の対応

南西諸島での具体的な対策として、当面以下の5つの対策を予定しています。

[1]
南西諸島における野生及び飼育下の両生類の現状について両生類専門家、ペットショップ等からヒアリング
[2]
専門家緊急会合の開催(3月初旬予定)
[3]
南西諸島におけるツボカビ症侵入防止パンフレット等を作成、教育機関や飼育者、野外活動を行う方々等へ配布
[4]
一般の方からの相談窓口を設置(2月中旬予定)
[5]
野外等でツボカビ症が疑われる両生類の大量死等について報告があった場合、現地に獣医師を派遣し、実態を調査(2月中旬以降)

なお、専門家会合の結果によっては、追加の対策を検討します。

参考

表1.琉球列島に生息する両生類[PDF14KB]
表2.レッドリストに掲げられた両生類の種数(亜種を含む)[PDF17KB]
表3.レッドリストに掲げられた琉球列島固有両生類[PDF11KB]

連絡先

環境省 那覇自然環境事務所
担当 澤志 泰正
TEL 098-858-5824
FAX 098-858-5825