報道発表資料

2020年10月16日

「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」に係るロードマップの策定について

 奄美大島では、ノネコによる生態系への影響を防ぐため、環境省、鹿児島県、奄美大島5市町村が共同で、「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」(以下「ノネコ管理計画」という。)を策定し、これまで対策に取り組んでいます。この度、ノネコ管理計画に基づき対策を着実に進展させるため、具体的な手順やスケジュールを示すロードマップを策定しましたのでお知らせいたします。

1.策定者

 環境省沖縄奄美自然環境事務所、鹿児島県、奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町

2.奄美大島ノネコ管理計画について

 奄美大島には,アマミノクロウサギやアマミヤマシギをはじめ,多くの固有種や絶滅危惧種を含む貴重な在来生物が生息・生育しています。しかし、森林域ではノネコの繁殖や在来生物の捕殺が確認されており,ノネコによる生態系への影響を防ぐための早急な対策が必要となっています。

 そのため、環境省,鹿児島県,奄美大島5市町村は、2018年3月に奄美大島の生態系保全を目的としたノネコ管理計画を策定し、これまで対策に取り組んでいます。

3.ロードマップについて

(1)ロードマップの役割

  奄美大島全域においてノネコ管理計画に基づく対策を着実に進めるために、関係機関とより一層連携を強化

 する観点から、具体的な対策手順やスケジュールを示すものです。

(2)最終目標(管理計画の目標)

  多くの固有種・希少種を含む奄美大島の生態系に対し、ノネコが及ぼす潜在的かつ顕在化した影響を取り除

 くとともに、さらにノネコの発生源対策を講じることで、同島独自の在来生態系の保全に資することです。

(3)構成

 ・ロードマップ本体(目標・手順・スケジュールを示した図表、取組詳細)

 ・集落及び市街地の地区分け表

(4)ポイント

 ・「希少種生息域(森林内)からのノネコの捕獲排除」については、令和3年度からノネコ捕獲及び在来種モ

  ニタリングを順次、奄美大島全域へ展開していくスケジュールを示しました。2027年度には奄美大島全域

  においてノネコの低密度化を目指します。

 ・「ノネコの発生源対策」では、集落地区を重点地区A、B、Cに分け、①飼い猫のマイクロチップ装着率、

  ②外飼いネコの不妊去勢率、③完全室内飼いの割合、④ノラネコのTNR率について、各年度における具体 

  的な数値目標を地区ごとに設定しました。それにより各機関が計画的に対策を進めていきます。2027年度

  には集落及び市街地から新たなノネコ・ノラネコが発生しないことを目指します。

 ・全体の取組状況の点検及び評価を一定期間で行います。必要に応じて内容の見直しを行い、順応的に対策を

  進めていきます。

4.地域にお住まいのみなさまへのお願い、問い合わせ先

 奄美大島では各市町村で飼い猫条例を制定しています。適正に飼い猫を飼育していただくことで、ノネコの発生原因となるノラネコの増加を抑えることができます。本計画を効果的に進めるためにもみなさまの協力が不可欠ですので、ご協力をお願いします。

 本ロードマップは沖縄奄美自然環境事務所、鹿児島県、奄美大島5市町村の各ホームページに掲載します。ご不明な点がありましたら、ロードマップに記載されている各対策の実施主体までご連絡下さい。

・奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画

・奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画 ロードマップ

■ 問い合わせ先
環境省沖縄奄美自然環境事務所
所長  東岡 礼治
奄美群島国立公園管理事務所(奄美野生生物保護センター)
所長  阿部愼太郎
担当  後藤 雅文
電話:0997-55-8620
FAX:0997-55-8621
Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

  • アクティブレンジャー日記 九州地区(リンク)
  • 環境省Twitter(リンク)
おすすめサイト
世界自然遺産候補地(リンク)
石西礁湖自然再生(リンク)
国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター
EPO九州(リンク)
やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館(リンク)
奄美野生生物保護センター(リンク)
漫湖水鳥・湿地センター(リンク)
ページ先頭へ