報道発表資料

2017年07月18日

イリオモテヤマネコの交通事故発生について(お知らせ)

 7月16日(日)5時40分頃、字西表の県道上でイリオモテヤマネコの交通事故による死亡が確認されました。死亡したのはオスの成獣で、今年に入って初の交通事故発生となります。死亡個体は地域住民からの通報により発覚しました。
 2017年は例年と比較し交通事故は少ないですが、今の時期は子育て個体のメスや仔ネコが多く道路に出没しておりますので、引き続き西表島内では法定速度を守り、生き物に配慮した安全運転をお願いいたします。

1.事故の概要

①発見日時 : 平成28年7月16日(日) 午前5時40分頃

②場所 :字西表の県道215号線路上(別紙1.位置図参照)

③個体の状況

体重3,520g、体長787mm、オス 成獣

2.発見時の状況

 7月16日(日)午前5時40分頃、字西表の県道路上でイリオモテヤマネコの交通事故による死体が発見されました。発見した地域住民から西表野生生物保護センターに連絡が入り、センター職員がイリオモテヤマネコの死体を回収しました。死亡個体はオスの成獣です。

 死体はセンターにて、計測、一次検査等を行った後、専門家による詳しい死因究明のための病理検査、寄生虫検査等を実施するため、鹿児島大学共同獣医学部獣医学科に搬送する予定です。

3.イリオモテヤマネコの交通事故の発生状況

 イリオモテヤマネコの交通事故は記録が残っている1978年以降、77件目(うち74件で死亡確認)。

 ・ 最近のイリオモテヤマネコ交通事故件数。

 今回は今年初の交通事故。昨年の過去最多の7件から大きく下回っており、半年以上無事故がつづいておりました。

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年

交通事故件数

2件

2件

6件

4件

3件

7件

1件

                               

4.交通事故防止に向けたお願い

 これ以上の事故を起こさないために、西表島で運転する際には法定速度を守り、より一層生き物に配慮した安全運転をお願いいたします。

 特に4月から8月にかけてはヤマネコの出産・子育て時期にあたり、親子連れのヤマネコ、仔ネコが道路で頻繁に目撃されるようになり、事故に遭いやすくなる時期です。交通事故で健康な個体の命が一瞬で失われることは絶滅危惧種であるイリオモテヤマネコにとって大きな脅威となっており、絶滅のおそれが高まっています。

 西表島では全島的にイリオモテヤマネコの目撃情報がありますので、特に夜間は十分周囲に注意して急な飛び出しがあっても安全に事故を避けることができるくらいまでスピードを落として運転していただきますようお願いします。イリオモテヤマネコの目撃情報が多い箇所には移動式の注意看板を設置していますので、看板付近では特に注意を払って運転をお願いします。

5.イリオモテヤマネコ交通事故防止のため厳守していただきたいこと

1.場所に注意!

ヤマネコの目撃情報が多発していたり、交通事故の可能性が高い場所には移動式看板を設置しています。移動式看板の付近では減速をお願いいたします。

2.時間に注意!

ヤマネコが活発に行動する夜明と夕暮れ前後の時間帯は特に注意して運転をお願いします。

3.速度に注意!

ヤマネコは突然飛び出します。運転速度は集落内時速30キロ、西表島内時速40キロでお願いします。

4.事故の連絡

 イリオモテヤマネコを目撃した、衝突してしまった、死体を発見した、などの場合は、365日24時間いつでも対応できる体制を取っていますので、西表野生生物保護センターに至急の通報をお願いします。万が一、交通事故の当事者となってしまっても、故意でない限り罪に問われることはありませんので、より迅速な救護と今後の対策に役立てるためにも情報をお寄せ下さいますようお願いします。

【傷病及び死亡個体発見時の連絡先】

Tel:0980-85-5581(環境省西表野生生物保護センター)24時間連絡可

<沖縄県政記者クラブ、八重山記者クラブ 同時発表>

環境省 那覇自然環境事務所

所長 西村 学

担当:西表自然保護官事務所

自然保護官 杉本 正太

電話:0980-84-7130

(西表野生生物保護センター)

  • アクティブレンジャー日記 九州地区(リンク)
  • 環境省Twitter(リンク)
おすすめサイト
石西礁湖自然再生(リンク)
EPO九州(リンク)
やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館(リンク)
奄美野生生物保護センター(リンク)
漫湖水鳥・湿地センター(リンク)
ページ先頭へ