報道発表資料

2016年06月14日

イリオモテヤマネコの交通事故発生について(お知らせ)

 6月13日(月)20時20分頃、浦内付近の県道上でイリオモテヤマネコの交通事故による死亡が確認されました。死亡したのはメスの成獣で、今年に入って5件目の交通事故発生となります。
 過去最多件数(6件)の交通事故が発生した平成25年(2013年)より速いペースで事故が発生しています。これ以上の事故を起こさないために、より一層生き物に配慮した運転をお願いします。
 死亡個体は子育て中の母ネコでした。付近には仔ネコがいる可能性が高いため、車での走行時は仔ネコが飛び出しても十分に止まれる速度で運転をお願いします。また、西表野生生物保護センターでは仔ネコの捜索を行っています。仔ネコを目撃した際には、すぐに保護センターにご連絡くださいますよう、よろしくお願いいたします。

1.事故の概要

①発見日時 : 平成28年6月13日(月) 午後20時20分頃

②場所 :浦内付近の県道215号線路上(別紙1.位置図参照)

③個体の状況

体重2,840g、体長526mm、雌 成獣

2.発見時の状況

6月13日(月)午後20時20分頃、浦内付近(字上原)の県道路上でイリオモテヤマネコの交通事故が発生しました。発見した地域住民から西表野生生物保護センターに連絡が入り、センター職員がイリオモテヤマネコの死体を回収しました。死亡個体はメスの成獣であり、子育て中のヤマネコでした。

死体はセンターにて、計測、一次検査等を行った後、専門家による詳しい死因究明のための病理検査、寄生虫検査等を実施するため、鹿児島大学共同獣医学部獣医学科に搬送する予定です。

3.イリオモテヤマネコの交通事故の発生状況

イリオモテヤマネコの交通事故は記録が残っている1978年以降、74件目(うち71件で死亡確認)。・ 最近のイリオモテヤマネコ交通事故件数。

今回は今年5件目の交通事故。過去最多件数(6件)の交通事故が起きた2013年を越えるペースで事故が発生しています。

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
交通事故件数  5件  2件  2件  6件  4件  3件  5件

※2013年は過去最多件数。

4.傷病及び死亡個体発見時の連絡

これ以上の事故を起こさないために、西表島で運転する際にはより一層の注意をお願いいたします。

特に4月から8月にかけてはヤマネコの出産・子育て時期にあたり、親子連れのヤマネコ、仔ネコが道路で頻繁に目撃されるようになり、事故に遭いやすくなる時期です。西表島では全島的にイリオモテヤマネコの目撃情報がありますので、特に夜間は十分周囲に注意して急な飛び出しがあっても安全に事故を避けることができるくらいまでスピードを落として運転していただきますようお願いします。

特にイリオモテヤマネコの目撃情報が多い箇所には移動式の注意看板を設置していますのでご注意ください。

イリオモテヤマネコを目撃した、衝突してしまった、死体を発見した、などの場合は、365日24時間いつでも対応できる体制を取っていますので、西表野生生物保護センターに至急の通報をお願いします。万が一、交通事故の当事者となってしまっても、故意でない限り罪に問われることはありませんので、より迅速な救護と今後の対策に役立てるためにも情報をお寄せ下さいますようお願いします。

5.仔ネコの捜索について

今回の死亡個体は子育て(授乳期)中の母ネコだったため、その仔ネコ(1~2頭)が付近にいると考えられます。

まだ授乳期に母ネコが死亡すると、仔ネコは自力では生きることができません。

このため、西表野生生物保護センターではこの仔ネコを保護するために捜索を行っています。

事故現場付近にもヤマネコ緊急ダイヤルを表示した移動式看板を設置しますので、仔ネコを目撃した際には、その場ですぐに保護センターにご連絡くださいますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

その際、仔ネコが森の奥へ逃げてしまう等の危険があるので、近づいたり捕まえたりしないようにご注意下さい。

また、事故現場付近には仔ネコが出てくる可能性が高いため、車での走行時は仔ネコが飛び出しても十分に止まれる速度で運転をお願いします。

【傷病及び死亡個体発見時の連絡先】

Tel:0980-85-5581(環境省西表野生生物保護センター)24時間連絡可

<沖縄県政記者クラブ、八重山記者クラブ 同時発表>

平成28年6月14日(火)

環境省 那覇自然環境事務所

 所長 西村 学 

担当:西表自然保護官事務所

   自然保護官 相原 百合

電話:0980-84-7130

   (西表野生生物保護センター)

添付資料

  • アクティブレンジャー日記 九州地区(リンク)
  • 環境省Twitter(リンク)
おすすめサイト
石西礁湖自然再生(リンク)
EPO九州(リンク)
やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館(リンク)
奄美野生生物保護センター(リンク)
漫湖水鳥・湿地センター(リンク)
ページ先頭へ