報道発表資料

2014年09月02日

報道発表:イリオモテヤマネコ保護個体の放獣について(お知らせ) 

環境省 那覇自然環境事務所
所長 植田 明浩
担当:西表自然保護官事務所
自然保護官 福田 真
電話:0980-84-7130
(携帯:090-5287-6035)
(西表野生生物保護センター)

 8月26日に竹富町西表島高那の道路上にて交通事故にあった可能性の高いイリオモテヤマネコ(幼獣・生後約5ヶ月)が保護されました。治療の結果、順調に回復し、野生復帰可能となり、9月3日に放獣予定ですのでお知らせします。
なお放獣については一般公開しませんので、事前に放獣日を報道することは控えていただくようお願いいたします。

1.放獣までの経緯について

8月26日午前1時4分頃、西表島高那の県道路上で動けずにいるイリオモテヤマネコの幼獣を発見した通行者から西表野生生物保護センターに連絡が入り、センター職員が保護し、センターに搬送しました。発見時の状況や検査結果から交通事故の可能性が高いと診断されました。生後5ヶ月程度の幼獣で左右の瞳孔の開きが違うなど頭を打っている可能性が高く獣医師(NPO法人どうぶつたちの病院沖縄)が治療にあたり、センター職員とともに慎重に経過を見守りました。治療と体力の回復のためセンターの検疫棟で1週間程度の飼育を行いました。個体は順調に回復し、獣医師及び専門家にも確認し、野生復帰が可能と判断されたので9月3日に放獣を行うこととなりました。

2.放獣個体の状況について

保護された個体はメスの幼獣で、車線中央付近に横たわり、額付近に擦過傷(擦り傷)がありました。保護当初は力なく横たわっていましたが、センターに搬入されてから徐々に元気をとりもどし順調に回復しました。個体には識別用の首輪とモニタリングのための電波発信機を装着しています。放獣後はラジオトラッキングによる追跡を実施して個体が順調に野生復帰しているか移動状況等を確認するとともに、行動圏などを含めた保全につながる生態的データを収集する予定です。

3.放獣当日の予定

19:00 高那パイヌマヤ寮裏手にて放獣
※取材に関する注意事項
・取材を希望する方は事前に連絡をお願いいたします。
・個体にかかるストレスを軽減するため放獣時の撮影等は関係者の指示に従ってください。

4.過去の野生復帰の状況について

イリオモテヤマネコの交通事故からの野生復帰は初の事例となります。

5.傷病及び死亡個体発見時の連絡

イリオモテヤマネコを目撃した・衝突してしまった・死体を発見した、などの場合は、365日24時間いつでも対応できる体制を取っていますので、西表野生生物保護センター(Tel:0980-85-5581)に至急の通報をお願いします。万が一、交通事故の当事者となってしまっても、故意でない限り罪に問われることはありませんので、情報をお寄せ下さいますようお願い致します。頂いた情報から交通事故の場所や時間、死傷個体の状態、道路周辺状況等の情報を分析し、対策に役立てています。
また、西表島での車両の走行時には、特に夜間は十分周囲に注意して急な飛び出しがあっても安全に事故を避けることができるくらいまでスピードを落として運転していただきますようお願いします。

【傷病及び死亡個体発見時の連絡先】

Tel:0980-85-5581(環境省西表野生生物保護センター)
24時間連絡可

保護個体写真
保護個体写真

 
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