報道発表資料

2012年04月06日

報道発表 : イリオモテヤマネコの交通事故発生について(お知らせ)

那覇自然環境事務所

 4月3日朝、西表島ナダラ橋付近の県道でイリオモテヤマネコが交通事故により死亡しました。
 イリオモテヤマネコの交通事故は、1978年(昭和53年)以降の34年間で55件目となり、2012年(平成24年)初めての事故となります。交通事故による死亡は、2011年(平成23年)8月以来です。
 西表島で車を運転する際には、法定速度を守ってスピードを控えるとともに、野生動物の飛び出しに十分注意して下さい。

1.事故の概要

[1] 事故発見日時 :
平成24年4月3日(火) 6時30分頃
[2] 発生場所 :
西表島 海中道路東側300mの県道路上(別添位置図参照)
[3] 死亡個体の状況
体重4400g、全長76.1cm、雄成獣。

2.事故発生時の状況

 6時30分頃、ナダラ橋付近の県道路上で死亡した成獣を自動車運転手が発見しました。発見者により西表野生生物保護センターに通報、センター職員が死体を受け取りました。
 死亡個体は、雄の成獣で、西表野生生物保護センターが実施している自動撮影カメラによるモニタリング調査で2010年(平成22年)の12月から1年3ヶ月にわたり確認されている個体でした。
 センターにて、計測、一次検査等を行った後、専門家による健全性把握、病理検査及び寄生虫検査等のため、4月3日、鹿児島大学農学部獣医学科に搬送しました。

3.イリオモテヤマネコの交通事故防止にかかる留意事項

 雄ネコがメスを探し活発に動く季節です。西表島で自動車を運転される際は、法定速度を守り、スピードは控えめにし、路上の野生動物に十分注意して下さい。特に夜間や早朝はヤマネコの活動が活発になる一方、ドライバーの視認性が下がるため、より慎重な運転をお願いします。イリオモテヤマネコの目撃情報が多い地点には、注意喚起の看板やのぼりを設置しています。これらの設置物を見かけた際には、特に周囲に注意し、慎重な運転を心掛けていただきますようお願いいたします。

 また、イリオモテヤマネコを目撃した、交通事故を起こしてしまった、死体を発見したなどの際には、365日24時間いつでも対応できる体制を取っていますので、西表野生生物保護センター(0980-85-5581)に連絡して下さい。
 特に、事故当事者による通報は、迅速な回収により助けられる可能性が高まります。また、その後の事故対策を考える上でも極めて重要です。事故を起こしてしまった場合でも、故意でない限りは罪に問われることはありませんので、万一の場合はぜひご協力下さいますようお願いいたします。

参考

イリオモテヤマネコの交通事故は記録が残っている1978年以降、55件目(うち54件が死亡)
最近のイリオモテヤマネコ交通事故記録。アンダーラインは子ネコの死亡
2008.1.26   オス 成獣(定住)
2008.3.11   オス 成獣(定住)
2008.5.1    メス 成獣(定住)
2009.7.22   オス 幼獣
2010.1.3    オス 幼獣
2010.2.14   オス 亜成獣
2010.4.13   メス 亜成獣
(2010.5.12   性別不明 事故目撃)*交通事故発生のカウントには入れていない。
2010.7.12   オス 成獣(放浪)
2010.9.9    メス 幼獣
2011.6.22   メス 成獣(定住 ・ 授乳中)
2011.8.7-8  性別不明 幼獣

 今回のイリオモテヤマネコの死体の状況を撮影したデジタル写真の配布を希望される社は、デジタルファイルの受信希望アドレスから、以下のアドレスにメールを送信してください。
DAISUKE_NAGAOSA@env.go.jp
 なお、写真を利用される際には、「環境省西表野生生物保護センター 提供」と入れてください。

別添

死体発見現場位置図

死体発見現場位置図

  • アクティブレンジャー日記 九州地区(リンク)
  • 環境省Twitter(リンク)
おすすめサイト
石西礁湖自然再生(リンク)
EPO九州(リンク)
やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館(リンク)
奄美野生生物保護センター(リンク)
漫湖水鳥・湿地センター(リンク)
ページ先頭へ