報道発表資料
【お知らせ】ヤンバルクイナの交通事故について(お知らせ)
2009.11.13 那覇自然環境事務所
10月27日(火)、国頭村の村道で、交通事故に遭ったと考えられるヤンバルクイナが救護され、翌28日に死亡しました。
今年に入り20件目の交通事故(死亡は16件目)で、昨年1年間の交通事故確認件数19件を上回り、過去最悪の件数となった2007年の23件に次ぐ件数となりました。
●ヤンバルクイナの発見時の状況は、下記の通りです。
※画像を希望される場合は、やんばる野生生物保護センターまでご連絡下さい。
1.発見日時
平成21年10月27日(火)10時30分ごろ
2.発見場所
村道 (国頭村安田)
3.発見時の状況とその後の処置
国頭村安田区内の村道で怪我をして動けずにいるヤンバルクイナ(メス)が発見され、やんばる野生生物保護センターに収容された。治療のためNPO法人どうぶつたちの病院に搬送したが、翌朝に死亡が確認された。
検査の結果、死因は交通事故によるものと考えられた。
●これまでの交通事故の確認状況(裏面の図表参照)
今年に入って20件目(死亡は16件目)の交通事故となります。
- (参考)
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2008年同時期 16件 (死亡は14件)
2007年同時期 22件 (死亡は20件)
ヤンバルクイナの非繁殖期である冬季においても、毎年交通事故が確認されていることから、やんばる地域(特に国頭村内)での車両の走行には十分ご注意願います。
また、今年はこれまでに絶滅危惧種であるケナガネズミの交通事故も3件確認されており、繁殖期の秋〜冬にはさらに事故の危険性が高まります。今後とも野生動物の交通事故の防止にご協力くださいますようお願いいたします。