報道発表資料
【お知らせ】交通事故に遭ったヤンバルクイナの放鳥等について
2009.07.06 那覇自然環境事務所
6月16日(火)に国頭村謝敷(県道2号)で交通事故に遭い怪我をして救護されていたヤンバルクイナ(6月18日(木)報道発表)が、順調に回復したため、7月7日(火)に放鳥することを予定しています。
また、これとは別に、6月18日(木)に、国頭村の国道で発見されていたヤンバルクイナの死亡個体についても、死因は交通事故と推定され、今年に入ってから確認されたヤンバルクイナの交通事故は18件(死亡は14件)となっています。
1.ヤンバルクイナの放鳥スケジュール
- 日時:
- 平成21年7月7日(火)11時
- 集合場所:
- 県道2号線からの大国林道入口付近
※1 別添地図参照
※2 集合場所に車を止め、少し歩いて移動した場所で放鳥します。
※3 取材に当たっては安全に放鳥ができるよう係員の指示に従ってください。
2.放鳥個体の概要
(1)発見日時
平成21年6月16日(火)12時20分ごろ
(2)発見場所
県道2号線 与那起点より5.7km付近 与那向け車線(国頭村謝敷)
(3)発見時の状況とその後の処置
県道2号線路上でヤンバルクイナ(オス成鳥)が救護され、やんばる野生生物保護センターに収容された。
NPO法人どうぶつたちの病院(うるま市)で検査した結果、打撲を示す血液検査結果が得られたことから、交通事故に遭った可能性が高いと考えられた。
治療にともない徐々に状態が回復し、放鳥可能となった。
3.6月18日に発見された死亡個体について
(1)発見日時
平成21年6月18日(木)14時ごろ
(2)発見場所
国道58号線 奥起点より4.1km付近(国頭村宜名真)
(3)発見時の状況とその後の処置
国道58号線でヤンバルクイナ(孵化後約1ヶ月半の幼鳥)の死体が発見され、やんばる野生生物保護センターに収容された。NPO法人どうぶつたちの病院による検査の結果、脚部の骨折等が認められ、交通事故により死亡したものと考えられた。