那覇自然環境事務所

ここからメニュー ジャンプして本文へ

ここから本文 ジャンプしてメニューへ

報道発表資料

那覇自然環境事務所報道発表資料>2008年度

【お知らせ】北海道で保護されたアカアシカツオドリの放鳥について

2008.12.12 那覇自然環境事務所

 本年9月に北海道森町で衰弱しているところを保護され、環境省ウトナイ湖野生鳥獣保護センターで収容されていたアカアシカツオドリが回復したことから、西表島周辺で放鳥することとしましたのでお知らせします。

1.経緯

 本年9月16日に、北海道茅部郡森町で衰弱したアカアシカツオドリの幼鳥が保護され、苫小牧市にある環境省のウトナイ湖野生鳥獣保護センターに収容されました。治療、リハビリの結果回復したと判断されることから、本来の生息地に近い西表島周辺で放鳥することとしました。
 個体の輸送、放鳥に関しては、日本野鳥の会苫小牧支部、沖縄県獣医師会、日本トランスオーシャン航空株式会社、有限会社安栄観光、東海大学海洋研究所に多大な御協力をいただいています。この場を借りてお礼申し上げます。

2.今後の予定

 北海道から那覇までは関係者が手荷物として運び、12月17日(水)、那覇空港12時5分発のJTA607便で石垣空港まで輸送します。
 石垣空港で石垣自然保護官事務所の職員が受け取り、離島ターミナルで14時30分発の西表島大原港行きの安栄観光高速船に乗せます。
 西表島大原港で西表自然保護官事務所の職員が受け取り東海大学海洋研究所に運びます。放鳥は、個体の状況や天候等を考慮して行われます。

 ウトナイ湖野生鳥獣保護センター出発(12月16日午前9時)及び那覇空港でのJTAへの引渡(1)、石垣空港での引取(2)については取材が可能です。
 放鳥の日時、場所については、現時点では未定です。

(1)那覇空港での取材について

○引渡日時:
平成20年12月17日(水)午前11時
○引渡場所:
那覇空港第3貨物ビル日本航空貨物受付
○搭乗便:
JTA607(那覇12時5分発→石垣13時10分着)
○留意事項
取材に際しては、以下のことについてご理解をお願いします。
引渡場所前に10時50分までに集合して下さい。
アカアシカツオドリは移送箱に収容してありますので撮影はできません。事前に撮影した写真を北海道地方環境事務所及び那覇自然環境事務所で所有していますので、必要があれば御連絡下さい。

(2)石垣空港での取材について

○受取日時:
平成20年12月17日(水)13時20分頃
○受取場所:
石垣空港荷物受け取りカウンター
○留意事項
取材に際しては、以下のことについてご理解をお願いします。
受取場所前に13時10分までに集合して下さい。
アカアシカツオドリは移送箱に収容してありますので撮影はできません。事前に撮影した写真を北海道地方環境事務所及び那覇自然環境事務所で所有していますので、必要があれば御連絡下さい。

(参考)アカアシカツオドリについて

 種としては世界の熱帯から亜熱帯海域に広く繁殖分布する。日本では、夏期に火山列島、小笠原諸島、琉球列島に少数が飛来する。繁殖は、1970年代に八重山諸島仲之神島で2例の記録があるのみ。環境省のレッドリストでは絶滅危惧IB類(En)に区分されている。主に低木の生えている島嶼で繁殖し、外洋でトビウオ類や赤いか類を採餌する。樹上に営巣し、1〜2卵を産む。20年以上生きることが知られている。

(提供可能な写真)

提供可能な写真1

提供可能な写真2

提供可能な写真3

連絡先

北海道地方環境事務所
所長 塚本 瑞天
担当 坂本、大沼
電話:011−299−1954
九州地方環境事務所
那覇自然環境事務所
所長 奧田 直久
担当 安田、渡邊
電話:098−858−5824