那覇自然環境事務所

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報道発表資料

那覇自然環境事務所報道発表資料>2007年度

【通知】奄美大島におけるアマミノクロウサギ死体の発見について

2007.11.14 那覇自然環境事務所

 平成19年11月12日(月)午前、奄美市住用町市(いち)から瀬戸内町嘉徳に至る林道において、特別天然記念物及び国内希少野生動植物種に指定されているアマミノクロウサギの死体が、合計11体(うち3体は白骨化した骨格)発見されました。解剖検査の結果、内臓に大きな損傷等はなく、頸部や腹部等にイヌの犬歯によるものと考えられる深い咬傷が確認され、少なくとも8個体についてはイヌによる咬傷が原因で死亡した可能性が高いと考えられます。
アマミノクロウサギを含む奄美地域の希少な野生生物の保護のため、飼い犬などは放し飼いにしない、遺棄しない等の、適正な飼養をお願いします。

1.経緯

 平成19年11月12日(月)午前、林道住用中央東線(奄美市側)及び林道嘉徳青久線(瀬戸内町側)において、路上に複数のアマミノクロウサギの死体があるとの通報が奄美市役所住用総合支所にあった。住用総合支所から瀬戸内町教育委員会及び環境省奄美自然保護官事務所(奄美野生生物保護センター)に連絡があり、同日正午過ぎ、奄美市職員と環境省奄美自然保護官事務所職員が現場を確認した。
 林道の奄美市住用町側で7体(うち1体は半白骨化した骨格)、瀬戸内町側で4体(うち2体は白骨化した骨格の一部)の合計11体の死体が確認された。死体は現場から回収され、解剖検査等のために同日午後奄美野生生物保護センターに搬入された。

2.剖検結果

3.死体発見地点の位置図

4.写真等

連絡先

環境省 那覇自然環境事務所
鹿児島県教育庁 文化財課
奄美市教育委員会
瀬戸内町教育委員会
(4機関連名)
担当:環境省那覇自然環境事務所
奄美自然保護官事務所
自然保護官 鑪(たたら) 雅哉(まさや)
電話:0997-55-8620
(奄美野生生物保護センター)