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2007.10.10 那覇自然環境事務所
平成18年2月より5回にわたる石西礁湖自然再生協議会での議論により、「石西礁湖自然再生全体構想−島人の宝 豊かな海を守る−」が完成しました。今後は、この全体構想をもとに各実施者が自然再生事業実施計画を作成し、石西礁湖の自然再生を進めていきます。
本全体構想の完成と8月に石垣島が国立公園に編入されたことを記念し、さかなクンによるトークショーも含めたシンポジウムを11月19日(月)に開催します。
石西礁湖自然再生全体構想では、石西礁湖のサンゴ礁生態系を再生するために、石西礁湖の現状を整理した上で、自然再生の対象となる区域や目標、基本的考え方がまとめられています。
自然再生の対象となる区域と関連する区域(海域)及び自然再生に関連する区域(陸域)を以下のとおり定めています。
自然再生の対象となる区域
達成期間30年の長期目標を「人と自然の健全な関わりを実現し、1972年の国立公園指定当時の豊かなサンゴ礁の姿を取り戻す」とし、達成期間10年の短期目標を「サンゴ礁生態系の回復のきざしが見られるようにする、そのために環境負荷を積極的に軽減する」としています。
長期目標である1970年代のサンゴの状況(写真提供:井田 齊 氏)
統合的アプローチや自然の再生力の利用などの自然再生の原則とともに、展開すべき取組を以下の6つの分野に分けて記載しています。
(3)でとりまとめた展開すべき取組について、協議会に参加している各委員の役割分担をまとめています。
石西礁湖自然再生全体構想が策定されたこと、また、石垣島が国立公園に編入されたことを記念して、シンポジウムを開催する。シンポジウムでは、全体構想や国立公園について紹介する他、タレントで東京海洋大学客員准教授でもあるさかなクン他を招いてトークショーなどを行います。
環境省九州地方環境事務所
那覇自然環境事務所
所長:中島 慶二
担当:山本、小島、笹渕
【電話】098-858-5824
内閣府沖縄総合事務局
開発建設部港湾計画課
課長:阿野 貴史
担当:前幸地、仰木
【電話】098-860-5338