那覇自然環境事務所

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報道発表資料

那覇自然環境事務所報道発表資料>2007年度

【通知】カンムリワシの野生復帰モニタリング調査の実施

2007.9.10 那覇自然環境事務所

平成19年8月20日に石垣島で保護収容されたカンムリワシについて、野生復帰が適正に推移しているか調査するため、翼帯(ウイングマーカー)及び発信機を装着のうえ、石垣島内で放鳥しましたことをお知らせします。
当該個体には個体識別のために、両翼に水色の翼帯を装着しています。なお幼鳥個体であることから全身が白っぽく見えるのが特徴です。野生復帰の状況を確認していくため、石垣市民の皆様におかれましては、当該個体を目撃された際には、下記連絡先までご連絡下さいますようお願いします。

1 放鳥日時

平成19年9月8日(日)午前8時00分

2 放鳥場所

宮良川中流東側牧草地周辺

3 連絡先

石垣自然保護官事務所 小畑義之 
住所 907-0011 石垣市八島町2-27
電話 0980-82-4768
FAX 0980-82-0279

4 備考

当該カンムリワシは、沖縄県の傷病野生鳥獣救護事業の中で治療していたものです。
放鳥には、リハビリにご協力いただいたカンムリワシリサーチのメンバーの方々も同席しました。

5 救護の経緯

本年9月20日8時、石垣市字宮良1025の路上にカンムリワシ幼鳥個体が軽トラックのフロントガラスに接触したところを八重山警察の巡回パトカーが救助し、平田家畜病院(沖縄県野生動物救護獣医師)に搬入されました。
当家畜病院で獣医学的治療を行い、リハビリへと移行できると判断されたことから、石垣自然保護官事務所の緊急用リハビリケージに搬送し、リハビリを開始しました。
その後、野外復帰が可能と判断されるまで順調に体力を取り戻したことから、放鳥へと至りました。

6 カンムリワシの交通事故について

八重山地域で交通事故が原因とされるカンムリワシの収容個体数は石垣島4個体(内2個体死亡)、西表島4個体(内2個体死亡)となっています。
自動車走行時は法定速度を遵守し、道路上の野生動物の動きに十分に注意して下さい。

添付資料

連絡先

環境省 那覇自然環境事務所
所長 中島 慶二
担当: 石垣自然保護官事務所
自然保護官 小畑義之
電話: 0980-82-4768
FAX: 0980-82-0279