ここからメニュー ジャンプして本文へ
ここから本文 ジャンプしてメニューへ
2007.08.08 那覇自然環境事務所
昨日、国頭村の県道70号線で、交通事故によるヤンバルクイナの死亡個体が発見されました。
今年に入ってから16件目の交通事故になります。(うち12件は死亡事故)
2006年の13件を3件上回る過去最多の発生状況となっています。
例年では、事故件数が減少する7、8月に入っても今年は継続して事故が発生しており、今後も注意が必要です。このため、8月17日に、関係機関で構成する「やんばる地域ロードキル発生防止に関する連絡会議」を開催し、現状を確認するとともに、交通事故の防止について意見交換を行うこととしています。
ヤンバルクイナの発見時の状況は、下記の通りです。
平成19年8月7日(火)15時頃
県道70号線11.2kmポスト付近(国頭村楚洲)
パトロール中の道路管理者が県道70号線を南方向に走行中、 対向車線路上にヤンバルクイナ(成鳥)の死体を発見。やんばる野生生物保護センター職員が死体を受け取り、死体を検査するためNPO法人どうぶつたちの病院に搬送した。
死体の損傷は激しく、現場の状況及び検査の結果から、交通事故によるものと判断した。
同日の14時に同地点を走行した際には死体がなかったとの情報から、14時〜15時の間に事故が発生したと考えられた。
ヤンバルクイナの交通事故が過去最多となっており、8月になっても引き続き発生していることから、8月17日(金)午前10時より、沖縄県北部合同庁舎(名護市)2階大会議室において、標記連絡会議を開催し、関係機関で現状を確認するとともに、交通事故の防止に向けて意見交換を行う
ヤンバルクイナをはじめ、やんばる地域の希少野生動物のロードキル発生を防止するため、自然保護、道路管理及び道路利用に関連する行政並びに関係する機関相互の緊密な連携を図ることを目的とし、平成18年度に設置された。事務局は環境省那覇自然環境事務所で、参加団体は以下のとおり。
環境省 那覇自然環境事務所
所長 中島 慶二
担当:やんばる自然保護官事務所
自然保護官 福地 壮太
電話:0980-50-1025
(やんばる野生生物保護センター)