報道発表資料
【通知】傷病カンムリワシの野生復帰
2007.07.06 那覇自然環境事務所
平成19年2月23日に西表島で衰弱した状態で保護収容されたカンムリワシについて、治療・リハビリを行った結果、野生復帰が可能と判断されたため、放鳥することとしましたのでお知らせします。
当該個体には個体識別のために、右翼に赤色の翼帯(ウイングマーカー)を装着しています。近隣の皆様におかれましては、当該個体を目撃された際には、下記連絡先までご連絡頂きますようお願いします。
1.放鳥日時
平成19年7月8日(日)午前10時00分
2.放鳥場所
西表島大富地区(別添地図参照)
3.翼帯の装着について
リハビリを行った傷病鳥獣個体に関する放鳥後の野生復帰状況や、生態学的資料を収集するために翼帯を装着します。
収集された情報は今後のカンムリワシ保護活動の貴重なデータとして活用します。
4.目撃情報連絡先
環境省西表野生生物保護センター
電話 0980-85-5581
FAX 0980-85-5582(担当 鈴木)
5.救護の経緯
本年2月23日14時20分、西表島大富地区の県道脇にカンムリワシ成鳥個体がケガをしてうずくまっていると西表野生生物保護センターに連絡があり、同センターで収容、西表西部動物診療所(沖縄県野生動物救護獣医師)に搬送しました。
カンムリワシは左烏口骨骨折が疑われたため同診療所で約一ヶ月の静養治療を行い、石垣動物病院でレントゲン撮影後、八重山民俗園で野生復帰に向けたリハビリを行ってきました。
その後、野外復帰が可能と判断されるまで順調に体力を取り戻したことから、放鳥することとしました。
添付資料
連絡先
環境省 那覇自然環境事務所
所長 中島 慶二
担当:西表自然保護官事務所
自然保護官 刈部博文
電話:0980-85-5581
FAX:0980-85-5582