報道発表資料
【通知】ヤンバルクイナの交通事故(過去最多の昨年と並ぶ上半期 9件目)
2007.06.13 那覇自然環境事務所
本日、国頭村の国道58号線で、交通事故によるヤンバルクイナの死亡個体が発見されました。
今年に入ってから9件目の交通事故になります。(うち7件は死亡事故)
6月に入ってから既に4件の交通事故が発生しており、過去最多件数を記録した昨年の同時期に並ぶ発生状況となっています。
やんばる地域におけるロードキル発生防止に関する連絡会議では、4月1日〜6月末日までをヤンバルクイナ交通事故防止キャンペーン期間とし、チラシ等で注意喚起をしているところですが、最近頻繁に事故が発生しています。引き続き当該地域での車両の走行には十分配意願います。
ヤンバルクイナの発見時の状況は、下記の通りです。
1.発見日時
平成19年6月13日(水)7:30頃
2.発見場所
国道58号線4.0kmポスト〜4.1kmポストの間(宜名真)、辺戸向け車線路上
3.発見時の状況
村内在住の女性が国道58号線を走行中、道路上にヤンバルクイナ(成鳥)の死体を発見。
連絡を受けたやんばる野生生物保護センター職員が死体を回収した。
死体は頭部が損傷し、口から出血していた。
現場路上には血痕が残っており、交通事故による死亡と判断した。
- 画像を希望される場合は、やんばる野生生物保護センターまでご連絡下さい。
参考:やんばる地域におけるロードキル発生防止に関する連絡会議
近年、ヤンバルクイナ等、希少野生動物の道路周辺における死亡事故(ロードキル)が多発していることを受け、関係機関が連携して対策に取り組むことを目的に、平成16年6月に発足。自然保護、道路管理及び道路利用に関連する行政ならびに関係する機関、計24機関によって構成。事務局は那覇自然環境事務所。
添付資料
連絡先
環境省 那覇自然環境事務所
所長 中島 慶二
担当:やんばる自然保護官事務所
自然保護官 三宅 雄士
電話:0980-50-1025
(やんばる野生生物保護センター)