報道発表資料
【通知】ヤンバルクイナの交通事故(6/10)
2007.06.11 那覇自然環境事務所
昨日、国頭村の県道70号線で、交通事故によるヤンバルクイナの死亡個体が発見されました。
今年に入ってから8件目の交通事故になります。(うち6件は死亡事故)
6月4日〜10日の1週間に3件の交通事故が発生しており、過去最多件数を記録した昨年の同時期に迫る発生状況(昨年は9件)となっています。
やんばる地域におけるロードキル発生防止に関する連絡会議では、4月1日〜6月末日までをヤンバルクイナ交通事故防止キャンペーン期間とし、チラシ等で注意喚起をしているところですが、引き続き当該地域での車両の走行には十分配意願います。
ヤンバルクイナの発見時の状況は、下記の通りです。
1.発見日時
平成19年6月10日(日)16:30頃
2.発見場所
県道70号線9.2kmポスト付近(楚洲)、南下車線中央
3.発見時の状況
村外在住の男性が県道70号線を走行中、道路上にヤンバルクイナ(成鳥)を発見した。
内蔵の一部が脱出し、既に死亡しており、連絡を受けたやんばる野生生物保護センター職員が死体を回収した。
現場付近に居た別の男性が、横断中のヤンバルクイナが車に轢かれるのを目撃しており、交通事故によって死亡したと断定した。
- 画像を希望される場合は、やんばる野生生物保護センターまでご連絡下さい。
参考:やんばる地域におけるロードキル発生防止に関する連絡会議
近年、ヤンバルクイナ等、希少野生動物の道路周辺における死亡事故(ロードキル)が多発していることを受け、関係機関が連携して対策に取り組むことを目的に、平成16年6月に発足。自然保護、道路管理及び道路利用に関連する行政ならびに関係する機関、計24機関によって構成。事務局は那覇自然環境事務所。
添付資料
連絡先
環境省 那覇自然環境事務所
所長 中島 慶二
担当:やんばる自然保護官事務所
自然保護官 三宅 雄士
電話:0980-50-1025
(やんばる野生生物保護センター)